秩序の崩壊
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銃声がした。隆茂がテレビを確認すると一人の警官が抗議者の一人を撃ち殺していた。
孝「何があった!?」
平「やばいよ。小室」
高「最後の秩序が崩壊したな。こいつはぁ・・・・・・・これからが本番ってとこか・・・・・・」
葉巻を吸いながら言う高茂
孝「くそ!」
平「小室!ショットガンを持ってどうするつもりなの!?」
孝「決まってる!!奴らを!!」
冴「奴らを撃ってどうする?忘れたか?奴らは音に敏感なのだぞ?そして、生者は我々の姿を確認すれば群がってくる。我々にはすべてを救う力などない」
高「先輩の言うとおりだぞ。孝、この状況でそいつをぶっぱなしたところで何が変わる?世界の日常が戻ってくるか?それはただ単にお前の自己満足に過ぎない。だったら、前を向いてこの惨劇をしかと目に焼き付けろ。そうじゃなきゃあお前は成長しない」
孝「高茂と先輩は違う考えかと思っていたのに・・・・・・」
冴「勘違いをするな。ただ、現実がそうなったということだけだ。」
高「その通りだ。この状況で男らしさとか変なプライドは捨てたほうが言いということだ。生き残るためだけを考えろ。」
孝「くっ・・・・・・・酷い」
孝は双眼鏡で外の状況を見た。他の家に助けを求めるが中の人は開けずに見殺しにした。そんな状況は孝の心に強く響く
平野の手にはこの家で見つけたAR-10改を装備、高茂もいつの間にか持ってきていたM82A1を装備していた。
高「おや、親子か」
ひと組の親子が一軒家に助けを求めた。しかし、中の人は開けてくれなかった。親の方は見かねたのか持っていたレンチを振りかぶっていた
すると、中の扉が開いたが・・・・・出てきたのは簡易槍だった。それは父親の胸にジャストミートし、父親はその場に倒れ、その娘が泣き叫んでいた。それに反応した奴らが子供に近づく。そして・・・・・
平「ロックンローール!!!!!」
平野の声と共に一発の銃弾が発射される。それは女の子を食おうとした奴らの頭に直撃する
平「他人の調整もしてない中でヘッドショットを決めるなんてやっぱ俺って天才だなぁ」
孝「平野、お前・・・・」
平「助けるんでしょ?僕がここから援護するから!!」
平野がそう言うと孝はすぐにマンションを出る準備をする
高「平野・・・・お前ってやつは・・・・・」
平「小さな女の子だよ!?」
高「ロリコンか?」
平「ち、違うよ!?それじゃあまるで変態じゃないか!?」
高「誰も変態なんて言ってないんだがな〜」
平「・・・・・・・・」
そう言いつつ隆茂もM82を構える
高「冗談は置いておいて。さっさと仕事をするぞ。平野」
平「
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