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【完結】剣製の魔法少女戦記
コラボ集
コラボ第二話   『平行世界にいっちゃった!?(後編)』【剣製の魔法少女戦記&F/mg】
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◇◆



その後、リンディさん達といくつか話した後にリンディさんは帰っていった。
それから翠屋にも顔を出してもいいのだけど、ついもう染み付いた癖で桃子お母さんと呼んでしまいそうだから油断できない。
おとなしく士郎が家に帰ってくるまで大師父に連絡を試みていよう。
そして魔法陣の上に立ち宝石剣を手に持ち、

「…―――接続開始(トレース・オン)

宝石剣に魔力を流し繋がるイメージを持つ。
そして地面の魔法陣が赤く光りだし、同時に宝石剣もまた七色に輝きだす。
そして思い描くは私の世界の大師父のイメージ。
手順を丁寧に、そして素早くこなしていき最後に思念通話で平行世界の枠を飛び越えて語り掛ける。

《大師父、聞こえますか? 聞こえていたら応えてください…》

私の語り掛けに、そして一分くらい経過した後、

《シホか…? どうしたのだ? いつもよりいる世界が遠いではないか》
《もうお気付きになられましたか、さすがです。
それで早速なんですけど宝石剣の起動実験中にミスをしてしまって別の平行世界にアルトリアとネロの二人と一緒に飛んでしまったんです》
《ふむ…》
《それで帰る手段が見つかっていないんです。
ですからよろしかったら帰る手段の助力をしてもらいたいんです》
《素直に助けてくれ、とは言わんのじゃな…?》
《はい。できれば助けてほしいのですが、大師父ならきっと『ならば命題を与える』と予想しましたので…》
《くくっ…分かっておるではないか、シホ。
では予想どおりに儂からシホに命題という名のヒントを授けよう》
《ありがとうございます》
《うむ。ではまず最初に、シホ、主と士郎は二人とも第二魔法を会得している…が、儂からしてみれば主等はいまだ未熟者の域をでていない》
《わかっています。今回の失敗がいい例ですね》
《分かっておるならよい。して、主と士郎は元は一つの魂だった》
《はい》
《じゃから今のところシホ等は二人揃ってやっと一人前となる》
《二人揃って…?》
《そうじゃ。その言葉の意味を深く吟味し咀嚼して考えてみるがよい。
そして見事、もとの世界に繋がり帰る道を見つけてみるがよい。
この十年の修業での成長をしかと見させてもらうぞ…?》
《わかりました!》
《では吉報を待つとしよう。ではな、シホ》
《はい、教授感謝します》

それで大師父との通信を終了し私は大師父の言葉を考えてみる。

「二人でやっと一人前、か…。どういう事だろう?」

そこに外で待っていたアルトリアとネロが部屋に入ってくる。

「シホ、宝石翁と連絡はつきましたか…?」
「えぇ。ヒントという命題をもらったけどね」
「どんな内容だったのだ?」
「えぇ」

それで二人に説明する。

「…二人で一
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