暁 〜小説投稿サイト〜
【完結】剣製の魔法少女戦記
コラボ集
コラボ第二話   『平行世界にいっちゃった!?(後編)』【剣製の魔法少女戦記&F/mg】
[6/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
よ?」

それで今度こそリンディさんは顔をひきつらせて無言で黙り込んでしまった。
でも、いつまでもこんな空気じゃいい気はしないので魔力と威圧を閉じる。
そしておふざけはここまでと手を『ポンッ!』と叩き、

「…と、生粋の魔術師だったらこれくらい普通にしてくるという実演をしてみました。
特にリンディさんに伝えていない独断だとしても、それをここに連れてきたリンディさんに責任があります。
下手をすればこれで交渉は破綻、そのまま戦闘になる可能性もゼロではありませんよ」
「完全にこちらの落ち度ですね」
「魔術師に接触するなら、相応の準備と覚悟をしないと自滅しかねませんよ」
「耳が痛いですね」

それでリンディさんはため息をつきながらモニターの二人に目を向ける。

「クロノ、エイミィ。
シホさんに自己紹介なさい」
『はい。
クロノ・ハラオウンです』
『エイミィ・リミエッタです』
「シホ・E・シュバインオーグです。
改めてお願いしますね」

それで一応クロノとエイミィさんとも知り合いということになった。
いや、さすがに十年前だから私達の世界に比べたらモニターの精度が甘いわね


『それにしても魔術師というのは本当にこの地球に存在していたんですね』
「……と、いうと?」
『今まで幾度も調べてきましたが、士郎以外の魔術師の足取りは一向に掴めませんでしたから。
少し半信半疑なところがあったんですよ』
「そう…」

ふむ、やはりクロノは優秀ね。
おそらくユーノにも協力してもらい無限書庫で調べていると思うけど結局手がかりが見つけだせずに無駄に終わっているのだろうね。
士郎が平行世界から来た、と正直に告白しないかぎりはこれからも調べ損になってしまうだろう。

『ねぇ、シホさん』

クロノ、ユーノ、ご愁傷様と思っているとエイミィさんが話し掛けてきた。

「なに? エイミィさん?」
『そっちが年上なんですからエイミィって呼び捨てでいいですよー。
それで聞きたいんですけどシホさんは昔の士郎君の事は知っているんですか?』
「知っているわよ。でも私はあまり会う機会はなかったからそんなに詳しいわけでもないけどね」

こうして知人らしく話しているけど、いつポカをして士郎から聞いた話と食い違いが生じて矛盾が発生するかもしれないから一言一言を慎重に選択していかないとね。
そしてそれ以降は特記する事は起こらなかった。
ただ、昼食の調理を手伝ったら色々驚かれたのは確かだ。
昼食といえば、士郎…私の作ったお弁当で今ごろ一騒動起こしてそうかもしれない。
なのは達がめざとく気付きそうだから。
…そして後に士郎に聞いたらやはりなにかあったらしく男子連中に追い掛けられたという。



◆◇―――――――――
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ