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【完結】剣製の魔法少女戦記
コラボ集
コラボ第二話   『平行世界にいっちゃった!?(後編)』【剣製の魔法少女戦記&F/mg】
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を決めて話し合いましょう」
「そうですね」
「うむ。委細承知した」

それで玄関を開くとそこにはリンディさんが立っていた。

「初めまして。あなたが、シホさん…?」
「はい、そうです」
「先ほど電話しましたリンディ・ハラオウンです」
「改めて初めまして、ハラオウン提督」
「管理局としてきたわけではないので役職は必要ありませんよ。
それとリンディで構いません」
「ではリンディさんと。
どうぞ中へ」

それでリンディさんをリビングへと通し、お茶を出して互いに向き合って座り話し合いの準備は整った。
さて、ここからが正念場ね。

「先ほど、『管理局としてきたわけではない』とおっしゃってましたが」
「管理局の中では士郎君にそれなりに信頼されていると思ってます。
もう一人の魔術師という話が出てきたのなら管理局内に伝える前に相談は必要でしょうから」
「配慮ありがとうございます。
諸事情で士郎の親戚を名乗ってはいますが、事実は異なります。
そして私自身、また姿を消すつもりなので今回の会談はなかったとしていただければ助かります」
「わかりました」

どうやらこのリンディさんも秘密にしてくれそうで安心である。

「ところであなたの後ろにいる二人は一体?」
「彼女達は私の従者で双子の姉妹です」
「私はアルトリアです。よろしくお願いします、リンディ」
「余はネロだ。よろしく頼むぞ、リンディ」
「はい。よろしくお願いします」

アルトリア達もなんとか話はできているから心配はないわね。

「それで、わざわざ来られたわけですが、何か目的があったのでは?」
「そうですね。
もう一人の魔術師と聞いて直接会って確認したかったのも本音です。
あとはダメでしょうけど、シホさんの魔術や技術を教えていただくわけには」
「お断りします。魔術は秘匿するモノというのは士郎からも聞いているのでしょう」
「ええ、もしかしたらとも思ったのですがやはり無理ですか、残念です」

そう言って残念がるリンディさん。
そう、今の私の世界でも魔術は発展したがいまだに私の投影魔術は知っているもの以外は転送魔術と偽って伝えてある。
第二と第三の魔法も言葉だけで詳しい内容は伝えていないからね。

「シホさん、士郎君の身内か、親しい人達がどこにいるか御存じないですが」

そう聞かれた。
おそらく先ほどの『諸事情で士郎の親戚を名乗ってはいますが、事実は異なります。』という発言で私が士郎の親戚ではないと分かったのだろう。
そしてこの世界ではまだ士郎はすべてを救う正義の味方を目指している。
昨晩、食事後に再開した士郎の過去の話を聞いてそれは判明した。
リンディさんもおそらく気づいているのだろう。
私はもうそんな気配はないとアルトリア
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