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【完結】剣製の魔法少女戦記
コラボ集
コラボ第二話   『平行世界にいっちゃった!?(後編)』【剣製の魔法少女戦記&F/mg】
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空管理局、次元空間航行艦船アースラ艦長リンディ・ハラオウンです』

お互いに自己紹介もすみ、私はある提案をした。

「受話器越しの会話では色々と話しづらいこともあるでしょうから、直接会って話しませんか?
場所や時間等は指定してくれれば向かいます」
『わかりました。すぐに場所を確保します。
迎えに行きますので待っていてくださいね、シュバインオーグさん』
「シホで構いません。
それではまた後ほど会いましょう。ハラオウン提督」

それで電話を切る。
そして思いっきり息を吐く。

「………っはぁ。知人の人と他人行儀で話すのは疲れるわね」
「ふふ、お疲れ様です、シホ。ですがこれからリンディは迎えに来るというのですからもっと気を引き締めないといけないですね?」
「そうなのよ。きっとこれから短い期間に知り合いとはほぼ顔合わせをすると思うから少し気が遠くなるわ」
「安心するのだ奏者よ。余達がついておる」
「ありがと、二人とも。
…そうね。リンディさんが迎えに来る前に準備を終わらせておこう」
「なにをするのですか…?」

アルトリアが興味があります、という視線をおおいに私に向けてくる。

「それじゃ借りた部屋に向かいましょうか。そこで何をするか見せるわ」
「わかりました」
「うむ」

それで部屋に移動した後、

「私は聖なる錬金術師のシルビアの千年の知識とイリヤの魔術回路を使えるのはもうわかっていると思うわ。
そしてアインツベルンは錬金術がおもに使用される。
だから…」

たまにしか使わない私の別の戦闘方法や魔術。
錬金魔術。
十の指先から針金の糸を伸ばし操作して魔法陣を書き上げていく。
今度はスペルもしっかりと確認しながら刻んでいく。
二度も失敗してはたまらない。
そして刻み終わり最後に私の血を一滴垂らして魔法陣に力を吹き込む。
これで完成。

「驚きました…。
器用なものですね。ものの数秒で魔法陣を書き上げてしまうなんて…。
シルビアとの記憶を共有しているとは言え、シロウ時代からは考えられないくらいの進歩ですよ、シホ」
「あはは、まぁね…」

素直に褒めてくるのでそれで一応「ありがとう」と返しておいた。
するとちょうどよく家の呼び鈴が鳴らされた。
早いわね。もう迎えに来たのか。
それでアルトリアとネロの二人も外に出てもらった。

「それではこの世界では初対面のリンディですが…シホ、わかっていますがミスはしないようにお願いしますね?」
「わかっているわ。アルトリア」
「余達はどうしていればいいか? 奏者よ」
「そうね。設定は二人は双子の姉妹で私の従者という事にしておきましょう」
「なら当然余が姉だからな? アルトリアよ」
「構いませんよ、ネロ」
「それじゃ覚悟
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