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ゲルググSEED DESTINY
第五話 狂気と破滅
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半が起動し、残ったのは起動させていたMSが撃墜されたものが殆どとなり、残った部隊が移動して、起動させようとした時、

『こんなひよっこ共に、我らの思いやらせはせんわァッ!!』

今回のテロリストの代表格ともいえるサトーが現れた。







『うおおー!これ以上はやらさん!』

『あいつ等まだ!?』

現れた、おそらくは残り少ないであろう最後の部隊によって次々とザフトのMSを屠っていく。

『我が娘のこの墓標。落として焼かねば、世界は変わらぬ!』

『―――娘?』

『何を―――!?』

シンやアレックスはその嘆きの中に放たれた主張にたたら踏む。

『此処に無残に散った命の嘆き忘れ。撃った者等と何故、偽りの世界で笑うか?貴様らは!』

僅かな数のジンの部隊は特攻するかのように襲い掛かる。機体の性能差を実力であっさりとジンのパイロットたちは覆していく。
ショーンの機体であるゲルググA型がナギナタでジンを切り倒そうとするが、逆に腕が斬り落とされる。そのまま流れるようにジンは動き、ゲルググを蹴りで吹き飛ばして、左手に持ったビームライフルによってザクを撃ち抜いた。そして、一機のザクがヒートホークを振りかぶり、ジンの頭を叩き斬り、倒したかと油断したすきに突進され誘爆し、相打った。

『軟弱なクラインどもの穏健派に騙され、ザフトは変わってしまった。何故、気づかぬか!?我等コーディネーターにとってパトリック・ザラの取った道こそが唯一正しき物と!!』

なるほど、共感できる。サトー達の主張に、一人マーレ・ストロードはそう思っていた。彼は命令された事と、来る敵を振り払う程度の認識でユニウスセブンを落下させようとしていた敵を倒していた。
元より、ナチュラルを守るようなこの作戦にやる気など起きようはずもない。適当に自分の身に危機が迫った時だけ、強奪されたセカンドシリーズを相手取る時だけ対応していた。
ユニウスセブンが落下限界地点を越え始める。最早、メテオブレイカーによって大きく二つに分かれたが、それ以上、砕くことは不可能だろう。

『我らの憎しみを、嘆きを、ユニウスセブンよ、あの忌まわしき記憶と共に逝くがいいィ―――!!』

破損し、大気圏突入能力のないジンはそのままエンジンの熱が限界を超え、爆発していった。

「シン、アレックス撤退するぞ!」

『了解』

『……ああ、了解した』

残った機体も次々と撤退し、母艦に回収されていく。







部隊が回収され、最後の意地とばかりにミネルバが大気圏へと突入しながら陽電子砲を放つ。マーレはミネルバに残したが、俺は議長と共にシャトルでプラントに戻っていく。元々俺は議長のおまけみたいなもんだったんだから当然と言えば当然だ
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