第五話 狂気と破滅
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も可能だろう。戦時中の技術革新という大義名分をもって機体をこの世界だけじゃない知識を使い改造することも出来るはずだ。
「ククク、ハハハッハハ………」
俺はイカれてるのだろう。死への恐怖心を失ったことからなのか、何回もの転生をしたからなのか、それとも最初からなのか、原因は知らない。だが、戦争が起ころうと起こるまいと関係ない。結局の所、俺は俺自身が楽しめればいいのだ。
主義も主張も理想も存在の在り方も―――自由にすればいい。どんな意見であろうとも俺は笑って祝福してやろう。特にシン・アスカ―――俺はお前のことを高く評価してるんだから。
……問題はない。普段は鳴りを潜めているこの本性も酒で多少のタガが外れただけだ。暫くすれば元に戻る。
そう思い、どこか狂った笑いを上げながら俺は部屋でグラスを傾け、酒を煽っていた。
◇
ユニウスセブンが落下軌道をえがきはじめたと報告がミネルバに入り、彼らはユニウスセブンまで向かっていた。途中、アスラン・ザラことアレックス・ディノも本人たっての希望によりザクに乗り出撃することになり、準備が進む。
『コンディションレッド発令!ユニウスセブンにて敵が出現した模様です!』
すぐさま武装を持つように切り替え、全機出撃準備を開始し、ユニウスセブンに向けて出撃した。
「あれか!?」
シンはフォースシルエットの状態で味方を撃墜していく敵を発見する。
『あれは、ジン!?』
『気を付けろ、あの機体、旧式だがかなりの改良が施されている』
ルナマリアが敵の正体に驚き、レイがすぐさまその特徴を指摘する。ジンハイマニューバ2型―――純粋な性能こそザクやゲルググには劣るが、武装を持っていない味方機は次々と屠られていく。
『援護するぞ、下がれ!』
アスランはメテオブレイカーを守っていた一機の近くに付き、ビームライフルを撃ちながら迎撃する。その様子に気付いた一機のスラッシュザクファントムがアスランに通信をした。
『貴様、こんなところで何をやっている!』
『イザーク!?いや、今はそんなことはどうでもいい!作業を急ぐんだ!』
通信相手に驚愕こそしたものの、アスランは自分たちのやることを思い出し、指示する。
『分かっている!それと、今は俺が隊長だ!命令するな、民間人が!』
『相変わらずだな、イザークは』
『貴様もだ』
そういって、とっさの連携をするが、そこに違和感はなく、長年の戦友を思わせた。その後も奪取されたセカンドシリーズの介入によって三つ巴の戦いを呈しながらも、シン達はメテオドライバーを守ろうとする。
マーレ、レイ、ルナマリアは奪取されたセカンドシリーズと、アスランやシン、ショーンやデイルはジンと戦う。
メテオドライバーも大
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