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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第111話】
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がれっ!!」


そう懇願するかのように迫る二人に対して俺は――。


「無茶言うなよお前ら…――シャル、悪いな」

「え?――ううん、大丈夫だよ?」


――とは言うものの、やはり微妙な笑顔のシャルだが。


「んんっ!――ったく、相変わらずだな、たっくん?信二?」

「当たり前だろ?だから今年の夏は海に繰り出そうと思ってな!」

「ああ、いつもなら地元で買おうと思ったが今日は此方に探しに来たって訳さ――それよりさヒルト?そろそろ俺たちを紹介しても良いんじゃ……」


――と、信二がシャルの方をちら見しながら言ってくるので仕方なく紹介する事にする。


「はいはい、わかったよ。――シャル、この二人は俺の小学校からの友達で左から『成河拓斗(なるかわたくと)』、『佐々木信二(ささきしんじ)』だ。――んでたっくん、信二。此方は俺のクラスメイトでフランスの代表候補生の『シャルロット・デュノア』だ。くれぐれも粗相の無いようにしてくれ、国際問題になったら敵わん」


念のため二人に釘を刺す、シャルは代表候補生だからな…。

そう言うと、たっくんはニッと白い歯を出しながら笑顔で――。


「大丈夫だってヒルト!――シャルロットさん、俺が成河拓斗。ヒルトからは小さい時からたっくんって呼ばれてます!よろしく!」

「そして俺が佐々木信二、ヒルトとはよく遊んでたんだ。よろしくな!」


そう二人が言うと、握手を求めるようにシャルに向かって手を差し出した。


「えと……成河君に佐々木君だね?僕はシャルロット・デュノアです。よろしくね?」


笑顔でいつも通り応えると、シャルは空いた左手で二人と握手を交わした。


「あぁ!―――くぅぅーっ!こんな可愛い子と握手しちゃったぜ!俺、もうこの手洗わねぇッ!」

「俺も俺も!つかIS学園レベル高過ぎだろ!?ISジャーナル見てても可愛い子ばっかだしさ!!……まあ最近の特集が織斑一夏って奴ばかりだから不満だが」


――二人とも、手ぐらいは洗った方がいい気がするぞ?

まあISジャーナルに関しては同感だが――。


「てかさ、普通特集するならヒルトからじゃねぇのか?」

「そうだそうだ!何で二番手の織斑一夏ばかり特集するんだよ!ヒルトの特集すれば俺達が色々語るのに!」

「それはやめてくれ二人とも。――一夏に関しては、織斑千冬の弟だから特集が組まれるんだろ?」


そういうと納得するかの様に頷く二人――。


「そうだった、初代ブリュンヒルデの弟だからか」

「でも、少しはヒルトの特集しても良いと思うのにな?――まあ美冬ちゃんの特集でもいいけど」

「やめろって、美冬を見せ物にする気は無いんだからさ、俺
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