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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第111話】
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っ?……えへへ」
喜び隠さず、表情に表すシャルを見て自然と俺も笑みがこぼれる――。
「じゃあ行こうぜ?」
「うん!」
力強く返事をしたシャル――繋いだ手を引いたまま、俺とシャルは水着売り場へと向かう。
道中、色とりどりの水着がディスプレイされていたが――今年の流行色だのトレンドだのあのアイドル達の水着がどうたら等書いていたが……あまり気にせずに移動した。
……念のため所持金は多目に持ってきたのだが、あまり無駄遣いも出来ない。
――IS学園の寮住まいなので食費や光熱費は全て国の金で賄われているから、基本的には出費は少ないのだが……。
前に一夏が『全てタダ、IS学園は何て素晴らしい場所なんだ』と言っていたが、国民の税金で食べてるのだから手放しで喜べないと思うのだが……まあ、能天気な一夏がそこまで気にすることはないだろう。
気にしていたのなら、無駄に人を馬鹿にするような発言もしないのだろうが……本当に何でモテるのかが不思議になる。
……ってまあ美冬いわく――。
『織斑先生の弟っていうのと、パッと見は爽やかイケメンだからじゃないかなぁ?私はお兄ちゃんの方が好きだけどね』
――という家族贔屓な意見を交えて言ったが…美冬も他の子にそう言った話をしないから本心はわからないそうな。
――等と考え事をしながら歩いているといつの間にか水着売り場に到着していた。
「ん、着いたな。それじゃあ選ぼう――」
そう言っている途中、突然俺の名を呼ぶ声が複数聞こえてきた。
「あれ?ヒルトじゃねえか?」
「お?そうだ、あの銀髪はヒルトだ。――おーい、ヒルトーっ」
そんな感じで水着売り場内から声が聞こえてきた。
「たっくんに信二か?――ははっ、久しぶりだな二人とも!」
水着売り場から現れたのは小学校中学校からの友達、成河拓斗と佐々木信二だった。
親友とまではいかないが、気の合ういい仲間で友達だ。
二人とも頭にはバンダナを巻いていて、ストリートダンサー風な服装だった。
「おっす、久しぶ――」
「今年の二月以来――」
と、二人とも言葉が途中で止まってあんぐりと口を開きっぱなしで驚いた表情をした――。
一体何事かと思い、そのまま二人を見ていると――。
「ひ、ヒルト!誰だよ、その子!?めっちゃ可愛いじゃん!!」
「くっそー!手なんか繋いじゃってさ!このリア充め!!」
「ん?――あぁ、シャルの事か」
手を繋いだシャルを見ると、突然の出来事に驚いた様子だった。
「ヒルトだけズルいぞ!こんな可愛い子とデートとか!」
「少しは学園の子を紹介しや
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