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もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
テイルズオブソーディア・5
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といわんばかりに目を見開いている。自身のアイデンティティであるOHANASIを否定したともとれるこの意見は彼女にとってのコロンブスの卵だったようだ。
・・・なお、卵の表面部分は小さな凹凸が無数にあるため平らなテーブルで頑張れば殻を傷つけずに卵を立たせることが可能である。頑張れば1分そこらで出来てしまうため、OHANASIもゴリ押しすれば案外いけるかもしれない。まぁなのはちゃん本人は私の答えに思うところがあったようで、しきりに頷いているが。

「そっか・・・うん、ありがとう苗ちゃん!そうだよね、焦ることなんてないよね!家族なんだから・・・うん」
「・・・結局このあたしが何の力にもなれてないのが癪だけど、これにて一件落着ね!なのは、次に隠し事したら承知しないわよ!」
「それにしても苗ちゃんすごいね。正直この作戦を聞いたとき上手くいくか心配だったんだけど・・・ちゃんとお悩み相談して解決しちゃったね」
「それほどでもない」
「謙虚ね。憧れないけど」

何はともあれこれにて『(オードリー)のお悩み相談室』は無事終了したのだが・・・私はこの時まだ知らなかった。この相談室を近くで聞いていた同級生や先生が、私の小学生にしてはあまりにもしっかりした回答に『悩みがあるなら苗ちゃんに相談してみよう』という思いを抱いてしまったことに。そしてこのお悩み相談室がまさかの続投になることを知った未来の私は、本気で四宝剣を使って相談室を無かったことにするかどうか迷うことになるのだった。



なお、実際のところなのはが悩んでいた内容はクロエへの接し方意外にも「ユーノから聞いた苗の正体を本人にどう切り出すか」「クロエのデバイスについて触れるべきかどうか」「魔法の事とジュエルシード集めについてずっと隠している自分は正しいのか」などがあったのだが・・・

「苗ちゃんは私のために真剣に相談してくれた。そんな苗ちゃんが悪い魔法使いには思えないの・・・だから、まずは”知る”事から始めよう!」

後日からなのはは苗に急接近してべったりくっつくようになった。これが二人の明確な友好関係の始まりとなったとかなってないとか。
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