暁 〜小説投稿サイト〜
もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
テイルズオブソーディア・5
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ここ数日、なのはちゃんの様子がおかしい。何やら考え事をしながらため息ばかりついている。幸せが逃げるよ、と言おうと思ったけど溜息程度で逃げる幸せならないのと同じかと考えたり。
本人は何でもないと言い張ってるけど何でもあるのがバレバレです。
「という訳で今日も『
鳳
(
オードリー
)
のお悩み相談室』のご時間がやってまいりました。今日は初の学校内出張開催なのでステキなゲストをお呼びしています」
「アリサよ。親の七光りやってるわ」
「すずかです。親のすねかじりやってます」
「え?え?何?」
「では早速今回の相談者さんをお呼びしましょう。ナノハサ〜ン!」
「あ、はい・・・じゃなくてこれ何なの!?」
4つの机を連結させて簡易テーブルを作り至って真面目な顔で司会進行を続ける私。それにあえて突っ込まずあろうことか自虐ネタで対応するお嬢2名。そして状況を飲み込めていない魔砲鬼帝ナノハ・タカマチ。混乱している今のうちに畳みかける!
「それではナノハさん。今日はいったい何の相談があってこのお悩み相談室へ?」
「いや、あの、あれ?別に相談なんて・・・」
「資料によると依頼者さんはここ最近ため息ばかりで授業も上の空、何事にも身が入らなかったそうですからよほど思い悩んでるんでしょ。さあさあ、言ってごらんなさい。というか言えやコラ」
「ナノハさんの友人からも是非お悩みを聞いてほしいというお便りが来てんますよ?ペンネーム『夜の一族(笑)』さんから」
「え!?そんなお便り来てたの!?」
「うん、みんななのはちゃんの悩みが気になって夜しか眠れない日々が続いてるんだって」
「それは大変だ!さぁなのはちゃん、みんなを呪縛から解放するために、何があったのか聞かせてくれるかな?」
「え?あ、え?あれぇ?」
「ほらほら、お便り相談室だっていつでも開いてるわけじゃないんだから今喋ってしまわないとみんな困っちゃうよ?さぁさ、悩める魔王よ、懺悔しなさーい」
「魔王じゃないもんっ!」
無論お便りはすずか嬢の自演ですが何か?
さて、なのはちゃんが混乱しているうちになぜこんな茶番劇が始まったのかを説明しよう!
原因は言うまでもないなのはちゃんの悩み事。アリサちゃんたちがいくら何があったか問いただしても「お家の事だから」の一点張りで答えようとしない。アリサちゃんは元々隠し事や曲がったことが大嫌いなので事情を話そうとしない親友なのはちゃんに激おこ状態。さらに自分がなのはちゃんに頼られていないという思いも相まって自分への不甲斐なさと怒りが激おこぷんぷん丸だった。
で、もうふんじばってでも聞き出してやるとアイドリングを始めた彼女を見かねたすずかちゃんが私に話を振ったのだ。その結果始まったのがこのコーナーである。
なのはちゃんは基本的に押しが弱く一度流れに
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