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私と妹
第二話「むかつくところ」

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「明日はオタクフェアだぁ。やっべー準備しないと・・・」

そういって持ち物の準備をしていた。

バタン

勢いよく妹が部屋に入ってきた。

「ちょっといいかしら。手伝ってほしいことがあるんですけれども。」

ちょっと態度が悪いが、妹から話しかけてくるなんてあの日から珍しい。

「い、いきなり何。近づかないでとか言ってる癖に。」

妹の態度が悪い事にむかついたので、自分も悪い態度でかえしてやった。

「いいですから、来てくださいませっ!」

妹は私の手を引っ張って無理やり、妹に部屋に連れ込んだ。



妹の部屋の机の上にはオタクフェアのチラシがあった。

「な、なにこれ。あんたオタク嫌いなんじゃなかったの?」

半信半疑で私は聞いてみた。

「ちがうのですわよ!尊敬している先輩がこれに興味があって
 色々教えてほしいといっていたのですわよ。」

「ふ〜ん。で私に助けてほしいとぉ〜。しょ〜がないなぁ。」

わざと、上から目線で私は言った。

「オタクの分際で上からものを言わないでくださいませ!」

妹は怒り気味な悪い態度でかえしてきた。

「やっぱ、やだ。私もいろいろいそがしいの。」

私は、また態度にむかついたので拒否してやった。

「あっそなのですわ。キモいオタクのくせによく言ってくれましたのですわ。
 むかつくのですわ。」

妹は無表情で棒読みで言った。

「はぁ?あんたのほうがむかつくよ」

私は言った。この時怒りケージが上がってきた。

「あなたのほうがむかつくのですわ。
 キモいオタクですし・・・ オタクですし・・・」

と妹はオタクということだけ言ってきた。

「ぷぷ お前、それだけ?
 私があんたのむかつくところはねぇ
 1.口調がお姫さまっぽいのがむかつく
 2.オタク嫌いなのがむかつく
 3.「マジョミカル」を馬鹿にしているのがむかつく
 4.態度が毎回悪いのがむかつく
 5.成績優秀なのがむかつく
 6.運動神経抜群なのがくかつく
 7.モテるのがむかつく
 8.やけに可愛いのがむかつく
 9.キャラが立っているのがむかつく
 10.あんただけ褒められるのがむかつく

まだたくさんあるけど今回はこれぐらいだけ教えてあげる。」

と私はとても早口で言った。
このとき怒りケージが一番上まで上がっていた。

「なんでそんなにすらすら言えるのですのおぉ〜」

そういって、妹は泣きながら部屋から飛び出していった。

「ざまみ。」

私はこの時妹に初めて勝ったと感じた。

【続く・・・】



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