第四話 星屑の戦場
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もインパルスの中でもブラストは俺にとってあまり好みの装備じゃない。機体が重いせいか、こちらの反応に追従しきれない上に、砲撃戦には慣れていないためだ。ゲルググの訓練もC型はマーレさんやルナがいたおかげで殆ど乗っていなかったし。
「クッソォッー!!」
がむしゃらと言ってもいいくらいにビームライフルを連射する。敵はシールドで防ぎながら距離を詰めに来た。サーベルを抜き、一気に倒すつもりなのだろう。だが、
「そう簡単に、やれると思うな―――!!」
ビームジャベリンを二本同時に抜出、片方を投げつける。カオスはぎりぎりで躱すものの、逆にこちらが距離を詰め、ジャベリンによる突きの連続を繰り出す。
そうやって戦っていると、戦況は押されつつも互角の体裁を整えてきた。不意打ちのメリットもこちらの機体を一機も落とせなかった時点で失われつつある。
ルナはガイアとの射撃の読み合いを止め、弾幕戦に切り替えている。元々火力はこちらが上である以上、その判断はあながち間違いではない。
ショーンとデイルも堅実に連携と攻撃をし続け、隙を見せないようにしている。
「ショーン、デイル!こっちで隙を作るから、その間にミネルバに向かってくれ!ルナ、二対三、やれるよな!」
『あったり前でしょ。私も赤なのよ!』
レールガンをカオスに撃ち込み、体勢を崩したところで八発のミサイルを一気に放つ。吹き飛ばされたカオスから狙いをアビスに切り替え、腰だめにチャージしたケルベロスをアビスに向かって一気に放つ。
「今だッ!」
ショーンとデイルのゲルググは一気に加速し、脱出しようとする。それをみたガイアはMA形態からグリフォン2ビームブレイドで後ろから斬りかかろうとするが、ルナマリアのビームキャノンによって遮られた。
「ナイスアシスト、ルナ!」
『とーぜん!ってシン、危ない!』
後ろからアビスが三連装ビームとカリドゥスの計七つの砲を使ってを一気に放ってくる。
「チッ!?」
『貰ったァッ!!』
カオスが躱した先で待ち受け、ビームサーベルを振り抜く。シールドで受け止めきるが、吹き飛ばされ、ルナが助けに来ようとした所でガイアがゲルググに突撃していった。
『これでッ、終わりィッ!!』
アビスが体勢を崩した俺に向かってランスを振り下ろしてくる。
「とらせるかァァッ―――!!」
ジャベリンを盾代わりに防ぎ、あっさりとへし折られるがその間に距離を稼ぐ。そしてそのままレールガンで吹き飛ばす。
『この野郎―――!?』
そんな風に、押されながらも何とか耐え続け、ミサイルの弾薬も尽き始める。ルナのゲルググもシールドを破壊され、ミサイルランチャーの弾も尽きている。
そうして、一分か十分なのか、実際にはどのくらい経っ
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