第四話 星屑の戦場
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ゃ無茶ですよ!?」
そう、デブリが多いここじゃ発進なんてできるはずもない。止まっているならカタパルトに乗せず発進させることも可能だろうが、足を止めれば後ろから狙い撃ちされる。
「準備だけよ!どちらにせよ、状況が動かない限り、こちらは耐え凌ぐしかないわ!なら準備だけでもしておくべきよ!」
そう言った直後、ボギーワンのミサイルがデブリに放たれる。爆発して、デブリがミネルバに襲い掛かり、ミネルバは減速しだした。
「左エンジンが!?」
「―――ぶつかる!?」
一際大きなデブリに衝突し、そのまま更に減速する。唯一の救いはそのままデブリに埋もれなかったことやデブリの一部にならなかったことだろうか。とはいえ、減速した艦が後ろを取られたままの状況であるのは厳しい。
「今なら、出撃できるはずよ!」
「えぇー!艦長、無理ですって!?」
「歩いてでも何ででもいいから出しなさい!」
さてはて、原作云々を信用する気はないし、このまま生き延びれるかどうかはマーレとレイしだいってところかな。
◇
『さっきの借りを返してやるよ!』
カオスのポッドとライフル、それだけでなく、変形したことによって放つことの出来るカリドゥス改によって動きを押さえつけられる。
「クソ、こいつら!?」
ボギーワンの反応が消え、不意打ちによってこちらは釘づけにされてしまっていた。新型の三機は先程と違い、このデブリ帯では遺憾なく性能を発揮している。空間戦闘が得意なカオスは言うまでもなく、ガイアはデブリを利用してトリッキーな動きを見せ、アビスも変形機構を利用してまるで宇宙を海のように雄大に泳いで攻めたてる。
『シン、このままじゃミネルバが!?』
ルナが警告するが、そんなことは俺もわかってる。ショーンとデイルがアビスを、ルナがガイアを、俺はカオスを相手取る中、ミネルバからの反応が無い状況に苛立ちを募らせる。
『くそっ、謀られた!?』
『畜生、当たれよ!』
ブラストインパルスは機動力が他の二機のシルエットに比べ劣っており、セカンドシリーズのような相手との戦闘での相性は良いとは言い難い。当たれば一撃必殺ともいえるケルベロスとて、撃つ瞬間の隙は大きいし、何より他の兵器はジャベリンを除き実弾のみだ。
ルナのゲルググC型も機動力を多少落としてでも威力の高い兵装を持たせているため駆けるように移動するガイアとは相性が悪い。
ショーンとデイルもアビスとの戦闘で精一杯だ。
「今だ!」
ミサイルポッドを連続して放ち、カオスの逃げ道を塞ぐと同時に敵のポッドを落とそうとする。しかし、ポッドへの攻撃は回避され、カオスも直撃こそ躱したもののミサイルはVPS装甲やシールドによって無効化される。
そもそ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ