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とある碧空の暴風族(ストームライダー)
幕間
Trick26_タチの悪い教師に捕まったんですよ
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け数値が上がってた!」

「わたしも! まあ、レベルは相変わらずなんだけどね」

「あはははっ」

特別講習の全日程が終了。佐天とその友人3人は帰るために高校の校門へ歩いていた。

全員が前回の能力測定よりも結果が上がっていて上機嫌だ。

「あ、涙子、あの人ってすごい風紀委員の人でしょ?」

「本当だ、信乃さん!」

4人は校門へ歩いている信乃を見つけて駆け寄った。

「信乃さんも能力測定を受けたんですよね? 結果はどうでした?  あ!?」

聞いた後で佐天は失言に気付いた。
自分が上機嫌だったとはいえ、信乃の地雷を踏んでしまった。

同じように佐天の友人たちも立て続けに聞いてきた。

「風紀委員って能力者じゃないと入れないんですよね。能力検査どうでした?」

「佐天から学校で聞いたことあるんですけど、確かすごい能力だったんですよね。
 測定の結果は上がりました? 私達も全員上がったんですよ!」

「どんな能力なんですか? 興味あります!」

「私はですね、4年前に初めて能力測定した時と全く同じですよ」

測定の結果が描かれた紙を見ながら信乃は答えた。
佐天は地雷だと思ったようだが、信乃はそんなことをは気にせずに返してくる。

「ごめんなさい、わたし浮かれちゃって・・・」

「? どうしたの涙子?」

信乃の能力を知っている佐天は俯いて後悔した。
自分の能力値だけが上がっていることにぬか喜びしたことに。

「気にしないでください。私は最初の能力測定から気にしないように決めましたから。
 代わりに勉強を頑張っていましたよ、当時はね」

「そうですね。わかりました」

佐天は少し無理に笑った。


「てめぇ、風紀委員だからって調子に乗ってんじゃねーぞ」

「・・・なんの前振りもなくからまれた私はどう反応したらいいんですかね?」

後ろから同じ講習を受けていたスキルアウトの集団がいた。
からんできたといっても、先程のジュンタただ一人だけだが。

「体力トレーニングだって、能力を使ってインチキしたんだろ!
 風紀委員様なんだから、さぞかしすごい能力なんだろうな。

 その能力を使えば俺らなんて屑だと思ってんだろ? ああん?
 調子のって女とイチャつきやがって」

「逆切れでもない純度100%の言いがかりですね。

 ん〜、面白いの見せましょう」

信乃は持っていた紙をジュンタへ渡した。

それに書かれていたのは

本日行われた能力測定の結果

  検体者:西折信乃

  AIM拡散力場の計測量   0

  評価レベル:0


「はぁ? こんなの嘘に決まってんだろ? ただのレベル0ならともかく
 能力開発を
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