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ストライクウィッチーズ1995〜時を越えた出会い〜
第十五話 ロマーニャの街A
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」
「世話を掛けましたね。戻りましょう。わたくしも、わたくしも成すべきことをせねばなりません」
迎えに来た召使たちにそういうと、マリアは車に乗り込んだ。
その背中は、以前よりもずっと自身に満ち溢れていることに、召使たちも気づいていたのだった。
――ロマーニャ基地
「なるほどな。無事だったからいいものの、何かあったらどうする気だったんだ?」
「う、うじゅ……ごめんなさい……」
買い物を終えて基地に戻ってから、ルッキーニは単独行動の件を坂本にコッテリ絞られていた。必要な買い物は揃えられたが、一部資金を使い込んでしまっていたことも発覚したからだ。
「まあ、わたしの監督責任もあるんだし、その辺で勘弁してやってくれないか、少佐」
「むぅ、お前がそういうのなら仕方がないな。ルッキーニ、次は気をつけるんだぞ」
厳しい口調で言うと、坂本はテーブルでラジオをセットしているミーナの傍によった。せっかく買ったラジオだ。聞くときは全員そろっていた方が良いだろうという事で、さっそく繋いでみることにしたのだ。
「あ、繋がったわ」
ダイアルを弄り回すうち、周波数があったのか、ややざらついた音質でラジオの音声が飛び込んでくる。談笑していた隊員らも声を落とし、皆テーブルに集まった。
《……さて、本日の放送は、初めて公務の場に御出席されました、ロマーニャ皇国第一皇女、マリア殿下よりお言葉を頂きたいと思います……》
どうやらちょうどニュースの時間に当たっていたらしい。
ダイアルを弄ると、少しだけ音質が良くなった。
《――昨日、ロマーニャはネウロイの危機に晒されました。しかし、その危機は小さくも勇敢なウィッチの活躍によって救われたのです。わたくしは、ロマーニャを預かる者として、そのウィッチから尊く、そして大切なことを学びました。まずは、そのお礼を申し上げたいと思います》
どこかで聞いた覚えのある声だ、と和音は思いながら、ラジオの音声に耳を傾ける。他国の皇女の演説など、滅多なことでは聞けるものではない。
《この美しいロマーニャに息づく人の営み。歴史ある街並み……それを守るためには、一人一人が今できることをやればいいのだ、と。わたくしも、今自分に出来ることを精いっぱい成し遂げ、このロマーニャを守ってゆこうと思います。ありがとう、勇敢なウィッチにして、わたくしの大切な友人――――》
《――――フランチェスカ・ルッキーニ少尉》
「へっ……!?」
「ちょっ!! おまっ……!?」
ポカンと口を開けたまま、居並ぶ一同がルッキーニの方を見る。
「「「ええええええええええええ!?!?!?」」」
「おいおい、まさかあの女の子がロマーニャの第
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