脱出
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同時にバスに辿り着き、ドアを開けて皆が中に入る。高茂は最後まで近接戦闘術にて奴らを確実に倒していく
高(これじゃあジリ貧だよ。ったく、余計な連中まで連れたのが間違いだったな。やっぱ、一人か二人の方が良かった)
高茂がそう思っていると声が掛かる
孝「高茂!こっちは大丈夫だ!戻ってきてくれ!」
高「了解です!」
そう言って目の前の奴を倒し、即座に反転してバスへと向かう。急いで走ってきてバスに乗り込む
孝「先生!だして「待ってくれ!!」!?」
後者の方を向くと数人の生徒がバスに向かってくる。
高(はぁ、疲れた。なんじゃいあいつらは。孝と麗が言い争ってるな。)
『アシクビヲクジキマシター』
高(ん?足首?あれま、簡単に見捨てられてるな・・・・・・ありゃあ、ブドウだったか?紫藤だったか?まぁいいや、名前わかんねーし)
そうこうしているうちにその連中がバスに乗り込んだ
麗が後悔すると言っていた。奴に何か恨みでもあるんだろうか
静「人間じゃない・・・・彼らは・・・・もう!人間じゃない!!!」
自分に念を押すかのように言ってバスを急発進させ正門を飛び出し、街へと向かった。こうして、無事に脱出することができた
〜バスの中〜
脱出したバスの中では一悶着起きていた。高茂は扉の近くにいた。その近くには琴魅も一緒に座っている
不「だからよぉ!なんでおれらが小室の親捜しにいかなきゃいけねぇんだよ!」
臆「そ、そうだよ。さっきのコンビニに立て篭もればいいじゃないか」
災害などでは良く目に付くであろう邪魔ものが大きな声で叫んでいた
高茂の傍らでは琴魅が彼に服を掴みながら震えていた。高茂は安心させるように頭を撫でていた。
高(ったくよ。うっせんだよガキが、ちったぁ周りの空気読めよ)
と思っていると静香先生がバスを急停車させる
静「いい加減にしてよ!運転に集中できないじゃない!」
高(御尤もで)
不「んだよ!なんだってんだよ!」
冴「ならば君はどうしたいのだ?」
冴子が重い口を開く
不「ぐ・・・・・こいつだよ!こいつが悪いんだよ!」
そう言って孝を指差す
孝「なんだよ。俺がいつお前に言ったよ?」
孝も不満そうに言う
不「この!」
そう言って孝に手を出そうとするが二人にさえぎられる
高茂と麗だ
麗が棒で鳩尾を打った後、高茂がトンファーキックならぬ前蹴りをかまし、不良生徒が座っていた椅子に戻される
不「がはっ!!」
麗「っち」
高「阿呆が」
そして、拍手が鳴る。それは紫藤のものだった
紫「さすがですね。宮本さんに高茂君」
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