00 夢
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、人形に感情はいらない。
だから――
次の夜。
真っ暗の部屋に淡い光が輝いた。
その魔法陣は少女を包み、眩い輝きを放っていた。
少女は表情を変えず頭を下げていた。
女性は複雑な表情で少女の頭をポンポンと叩いた。
「――――――……」
少女は一瞬顔に驚きを浮かべ女性を見上げた。
が、すぐに頭を下げ直しポツリと呟いた。
「母。私は必ず……」
瞬間、部屋は真っ暗で薄汚いものへと戻った。
残された女性ははぁっとため息をつき部屋を見つめる。
「片づけ……しましょうかね……?」
その日、2人の日常が崩れた。
良い意味でも。悪い意味でも。
少女の感情は現無し。
女性の目的は真っ直ぐに。
愛する娘の為だけに……。
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