暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic16星光と雷光は天壌を照らす〜The StaR〜
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しにフェイトちゃんと顔を合わせながら、さっき放ったシューターの確認をする。6発のうち1発(軌道が一番大回りだったやつだ)しか残っていないけど、それで十分。シューターをもう一度フェイトちゃんの背後へ。あとはフェイトちゃんがどう動くか。
もう少しで着弾というところで、フェイトちゃんがハッとして背後に振り返った。そして柄から左手を放してシューターへ翳して、「ラウンドシールド」シールドを張る。力が緩んだ今こそ離れるチャンス。シューター着弾に合わせて≪Flash Move≫で後退。
「ショート・・・バスタァァーーーッ!」
すかさず高速砲でフェイトちゃんを狙う。そんなに離れてない距離からの高速砲。この距離なら防御も回避もまず出来ない。フェイトちゃんも例に漏れないはずだと思った。だけど≪Arc Saber≫フェイトちゃんは片手で“バルディッシュ”を振るって魔力刃を飛ばした。魔力刃は砲撃を縦に真っ二つ斬り裂きながら、そのまま私へ向かって来た。
「うええっ!?」
まさかシャルちゃんと同じようなやり方で対処して来るなんて思いもしなかった。ディバインバスターに比べれば威力が低くて魔力密度も薄いショートバスター。それでも本気の砲撃だった。それを簡単に斬り裂くんだから、防御しても押し切られる可能性がある。そう判断して、横移動して回避。
「セイバーブラスト」
「きゃぁぁぁぁぁっ!!」
魔力刃とすれ違った瞬間、魔力刃がドンッ!と爆発を起こした。至近距離での爆発で生まれた衝撃波に煽られて、踏ん張りきれずに体勢を崩しちゃう。
「サンダースマッシャー・・・!」
そこに放たれたフェイトちゃんの砲撃が、目の前にまで迫って来た。体勢を整えれていないけど、「フラッシュムーブ!」無理やり高速移動。急速上昇することでギリギリ回避できたけど、すでにフェイトちゃんは追撃の為に私の目の前に移動して来ていて、
「はっ・・・!」
――サイズスラッシュ――
“バルディッシュ”を勢いよく振り上げてきた。フェイトちゃんの背後に回り込むように横移動で回避しつつ、“レイジングハート”を向ける。だけど切り返された“バルディッシュ”の薙ぎ払いで、「きゃあ!」“レイジングハート”を上に弾き逸らされた。フェイトちゃんの左手の平が、両腕を掲げてしまってがら空きな私のお腹に翳される。
≪Round Shield !≫
≪Photon Bullet≫
シールドが展開された瞬間、フェイトちゃんの左手の平から1発の魔力弾が放たれた。たったの1発。そう思ってたけど、その1発でシールドが破壊されちゃった。ピシって音がした瞬間に体を逸らしたおかげで直撃は免れたけど、フェイトちゃんの攻撃は続く。振るわれる“バルディッシュ”の一撃を“レイジングハート”の柄で受け
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