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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic16星光と雷光は天壌を照らす〜The StaR〜
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柱から出る。きっとフェイトちゃんは直進してるはず。だから「この辺りかな・・・」フェイトちゃんの飛行速度を考えて予想した軌道の先へ“レイジングハート”を向ける。水柱が崩れる前に、フェイトちゃんが私の狙いに気付く前に・・・

「ディバイン・・・バスタァァァーーーーッッ!!」

撃った。水柱を消し飛ばして、バスターは一直線に狙い通りの場所に居たフェイトちゃんへ突き進んでいく。考えた通りに上手くいってくれた。水柱と水煙を利用してフェイトちゃんの視界から失せて攻撃から逃げる、ついでに私の攻撃の出だしを隠す目晦ましにして、命中率を上げる。でも正直これで決まるとは思ってない。ついでの理由は元々あんまり期待してなかったし。

――ブリッツアクション――

だからバスターを高速移動魔法で避けられても何とも思わない。私がフェイトちゃんの攻撃から逃れることが出来ただけで十分な成果。私は高低差を埋めるために急上昇しながら「シュート!」シューター6発を降下して来るフェイトちゃんへ向けて発射。フェイトちゃんは“バルディッシュ”の魔力刃で斬り裂いたり回避したりと対処しながら、距離を詰めて来る。

「ショートバスターッ!」

高速砲で迎撃。フェイトちゃんは飛行速度を全く落とさないで紙一重で回避した。距離を詰めれば詰めるほど回避し難くなるのに、それでも突進して来る。でも距離が縮まる前に高低差で有利になった私はスフィア5基を展開して、足元から追いかけて来るフェイトちゃんに一斉発射。シューターに対処してる最中に、「ショートバスターッ!」もう一度高速砲を撃つ。

「っ・・・!」

――ラウンドシールド――

ついにフェイトちゃんが防御に入った。高速砲を防御したことで生まれたその隙を逃さない。さらに高速砲を撃って足止めして、「シューット!」すぐにシューターを6発発射。1発を正面、1発は右、1発は左、1発は上、1発は下、もう1発は背後からの包囲攻撃。
全弾じゃなくても半分くらいは当てられる。そう思った矢先、≪Photon Lancer Multishot≫って“バルディッシュ”が言ったのが聞こえた。直後、“レイジングハート”に≪マスター!≫切羽詰まった感で呼ばれた。直感と“レイジングハート”の意思が同時に働いた。振り向きざまにシールドを展開した瞬間、5発の魔力弾が着弾。

「きゃぁぁぁぁぁッ!?」

咄嗟だったからその衝撃に耐えられずに弾かれる。と、シューターの操作を一瞬でも怠ったことにハッと気づく。私はほとんど無意識にフェイトちゃんが居た方へ向けて“レイジングハート”を翳してシールドを展開。遅れて体の向きを直している途中で「はっ!」フェイトちゃんの声と一緒に≪Scythe Slash≫魔力刃がシールドに当たった。

「っつ・・・!」

シールド越
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