暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic16星光と雷光は天壌を照らす〜The StaR〜
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急いで後退。その直後、振り下ろされた“バルディッシュ”の魔力刃が目の前を通り過ぎた。
勢いを付けすぎたフェイトちゃんは前転して、私の顔の前にフェイトちゃんの横顔が来た。目だけを動かして私を見るフェイトちゃん。微かに光る瞳だけど感情が無い。胸が締め付けられるような悲しみを覚える。
「レイジングハート!」
≪Flash Move≫
さらに高速移動魔法で後退しながら「シューット!」シューターを再発射。足元から迫るシューターに気付いたフェイトちゃんは私への追撃をしないで急上昇。目でフェイトちゃんを追いながら、私は“レイジングハート”をフェイトちゃんに向ける。
けどフェイトちゃんは本当に速い。シューターがギリギリ追いつける程だから砲撃の照準が合せられない。結局、シューターは“バルディッシュ”の魔力刃で全弾真っ二つにされた。でも動きが僅かに鈍った。
≪Short≫
「バスタァァァーーーーッッ!!」
チャンスだと思って威力や射程をある程度犠牲にしてチャージ時間を短縮した高速砲撃、ショートバスターを撃ったんだけど、やっぱり瞬発力が圧倒的なフェイトちゃんもは避けられた。でもマントの裾は撃ち抜けた。ショートバスターの速度なら、距離が近ければ直撃できると確信。
「フォトンランサー。ファイア」
――フォトンランサー・マルチショット――
お返しとばかりにフェイトちゃんが魔力弾を10発と放って来た。私は逃げの一手。下手に防御して距離を詰められて、近接戦に持ち込まれたら危ないから。一応、シャルちゃんから鬼のような近接戦の特訓を受けてるから圧倒的不利になるとは思えないけど、念のために、ね。
(追いかけて来たね、フェイトちゃん)
10数m上空から私を追いかけて来るフェイトちゃん。高低差による不利な状況。案の定、「フォトンランサー・フルオートファイア」魔力弾を空から連射してきた。飛行の軌道を一直線じゃなくてジグザグにすることで命中されないようにする。魔力弾が海面に着弾することで水柱が次々と立ち上って、海水が雨のように私に降りかかってくる。
「レイジングハート。ディバインシューター、いくよ」
≪現状では彼女の姿をハッキリと捕捉できないため、命中率が著しく下がりますが≫
「ううん。フェイトちゃんに向かって撃つんじゃなくて・・・」
確かに空を見上げないとダメだ。でも違う。目線を数十m先の海面へ向ける。“レイジングハート”はそれだけで察してくれたようで、≪了解です、マスター≫って応じてくれた。フェイトちゃんの攻撃を避け続けながら5基のスフィアを展開。
「シューット!」
全弾を数m先へ一斉に放つ。シューターが着弾して大きな水柱が立ち上る。そのまま直進。水柱の中に突っ込んで急停止して、すぐに後退して水
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