暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic16星光と雷光は天壌を照らす〜The StaR〜
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ターに表示されている1人の女性について。
映し出されているのは、「プレシア・テスタロッサ。ミッドチルダはアンクレス地方出身の、大魔導師」だ。次元航行エネルギーの開発を専攻していた、大層な肩書を持っていたエリート。

「テスタロッサって。まさかこの女の人・・・」

「フェイト・テスタロッサの親族――母親だ。彼女自身、母さん、と言っていたしな」

なのはにそう答えるクロノ。現場に居たわたし達は確かに聞いた。フェイトが、母さん、と呼んだことを。それに登録データと先のアースラへ行った攻撃の魔力パターンが局のデータベースと一致したため、プレシア女史本人と断定。そのプレシア女史に向かってそう呼んだんだから、フェイトとプレシア女史は親子関係になる。でも実際は違う。すでにわたしがカリム(コネ)を使って調べておいた情報からして親子関係にはならない。

『リンディ艦長、クロノ。フェイトとプレシア女史の関係のこと、なのは達に話した方が良いのかな・・?』

『今はまだ止した方がいいだろう。変に真実を知って、これからの戦いに迷ってほしくない』

『そうね。おそらくフェイトさん達はこちらのジュエルシードを奪いに来るはずだわ。その時の迎撃になのはさん達を起用することになるでしょう。迷いが有っては勝てないわ』

わたしと同じ意見で良かった。わたしですらショックだったんだもん。本当に優しいなのは達がフェイトの真実を知ったら、絶対にこれまで通りとはいかなくなる。知るにしてももっと後、せめてこの事件が終わってから。それまでは隠し通さないと。だから今はフェイトと母親は親子なんだってなのは達に伝えておくことにしたんだ。

「・・・今日はもうこれで解散としましょう。なのはさん達もご苦労様でした。フェイトさん達に動きがあるまでは待機となります。しっかりと休んでください」

先の雷撃魔法について不安がっていたなのは達に、その術者のことを知らせるためのミーティングでもあった。テスタメント部隊やレーゼフェア達じゃないことを知り、なのは達から緊張が消えた。その代わり別の問題が発生しちゃったけど。フェイトとアルフにすら攻撃を加えようとした母親、プレシア女史。アリサとセレネ、エオスはかなり不機嫌で、なのはとすずか、ユーノは悲しそう。いま伝えられることを全部伝えて、本日最後のミーティングはこれにて終了、解散となる。

「「「「「「はい」」」」」」

なのは達が退室した後、リンディ艦長やクロノと今後の方針を話し合って、フェイト達の捕縛を最優先ってことが決定。そして夕飯をなのは達と済ませて、「気持ち良かったぁ♪」入浴を済ませて髪を乾かしていると、『休んでる最中にすまないな。緊急だ』クロノから通信が入った。
その内容としては、この世界に転移してきた魔力反応をキャッチしたとの
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