鋼の錬金術師
人造人間5
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」
「……そうか。ならば私が相手をせねばな」
“お父様”が直接動き出した。何にせよこの騒動は終息に向かうだろう。
「そう思うだろう?」
「……大佐はどっちの味方なんだ?」
「少なくとも人間側だと思いたいね」
「グリードの力は使えんのか?」
「炭素による身体硬化……だっけ?本家より硬化速度は遅いと思うよ」
「人造人間になってみてどうだ?人間の時と何か違うのか?」
「何も……ただ体内に力が溢れている感じがする」
多分賢者の石のエネルギーだと思う。
「この場は大人しく“お父様”に従った方が良いかもよ?錬金術の使えない貴方は威勢の良いガキに過ぎないわ」
「!」
「この状況でも錬金術を使える方法を探りなさい。じゃないと負け確定だわ」
「……大佐の言う通りだ。人造人間達に対抗するにはそこらも考えた方が良いかもな」
ふとエンヴィー達の方を見るとエルリック弟が再び捕まっていた。
「三人ともラースの所に連れていけ」
「(私も?)」
「……ったく、余計な事してくれて……大人しくしてろよな」
「兄さん……」
「ちょっ、エンヴィー痛いわ」
「じゃあここか?」
「きゃあ!何処触ってんのよ!」
メイザースの 昇竜拳!! エンヴィーの 鳩尾に当たった!!
「ぐはっ!!」
「あ……」
「大佐……」
「だ、大丈夫よ!訴えれば勝てるわ!」
「そこじゃねえよ!」
「冗談よ。大総統の部屋に行けばいいんでしょ?中央勤務だからばっちり覚えてるわ」
「その前にシャワー浴びたいんだけど」
「了解」
ノックダウンしたエンヴィーを放っておいて上へと向かった私達なのでした。テヘぺロ☆
〜〜〜〜〜〜
シャワー室でなんやかんやあって今は大総統執務室?とかそんな所。
「入りなよ」
「大佐は?」
「特に用なんてないわよ。聞き訳の悪いのはこの二人だけの様だし?」
「ぐ……」
「それにもう朝だからこれから仕事なの。じゃあね」
大総統に会うなんて勘弁よ。
「仮眠室にでも行って仮眠とってこよ」
ふああ……眠い眠い。
〜〜〜〜〜〜
“お父様”との邂逅から数日が経った。主な出来事だけ言っておこうと思う。マスタングの部下が全員異動させられた。特にリザは大総統付き補佐という人質になってい
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