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王道を走れば:幻想にて
幕間+慧卓:童貞 その2 ※エロ注意
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し潰された実晴の双丘にも快感の波が走り、意識を点滅させる。初心な身体なだけに性の律動は彼女を直ぐに追い詰めていき、絶頂に至るまで幾許もかからなかった。桃色の霞が意識を覆う。

「いっっっ、イクっ!!いっちゃうっ!!いっっっっ・・・」

 言葉を詰まらせて実晴は天を仰ぐ。頭の中で光が破裂し、膣肉がぎゅうぎゅうと勃起した肉棒を締め付けていった。惚けたように息をつく実晴に、慧卓は淫欲によって開かれた瞳を向けて言う。

「実晴っ・・・片足あげて」
「はぁ・・・はぁ・・・」

 慧卓は上半身を起き上がらせると同時に、半ば無理矢理に実晴の左足を持ち上げて、自分の左肩に押し付けるように乗せる。抽送の大きな障害物が一つ取り払われた事により、陰茎はより奥深くへと己を進ませる。それまで肉の連動により刺激を味わってきた部分が、急に肉棒の抜き差しによって強い刺激を受けるようになる。実晴は直ぐに反応して高い嬌声を漏らした。

「ふ、深いぃぃっ!!あああんっ、ああっ、あああっ、んんあああっ!!!」

 直情的に貫いてくる硬い槍。藍色の瞳はどんどんと淫らな方向へと濁っており、艶やかな長髪が寝具の上で跳ねている。
 先までとは違う感触に実晴は圧倒される。先のそれは真正面から掘り進めるようなものに対し、これは己の股座をこじ開けようとするものである。挿入が深まってより多くの膣肉が陰茎の暴虐に晒され、本能に従ってか、咽ぶように淫靡な感涙を垂れ流している。肉肌がぱんぱんと弾かれ、絶頂に至って間もない彼女の意識にまたも桃色の霞が覆っていく。

「はひぃっ、いっちゃうっ、いっちゃういっちゃう!!」

 半ば絶叫紛いの嬌声を漏らす実晴と同じように、慧卓もまた切羽詰ったように眉を悩ませて、我武者羅に滾った男根を膣に深く打ち付けていく。先走りの汁がどくどくと溢れ出て恥液と混じり、挿入が滑らかとなっていく。その恩寵によってか快楽を感じる度合いもぐっと増しており、慧卓は朝方と同じような、精嚢からこみ上げる熱い塊を感じてなすがままに言葉を零した。

「でっ、出るっ!!」
「いっぐっ!!いくいくいくっっ、あああああっ、あああああん!!!」

 一際強い叫びと共に実晴が背筋を弓形に伸ばして痙攣する。途端に強くなった膣壁の収縮が止めとなったか、慧卓は呻きながら陰茎の堰を切らす。赤く充血した鈴口から灼熱の白い液体が飛び出し、恥部の最深部を白濁で汚していく。陰茎のびくびくと震えて、尿道を疾駆した精子が膣内に注がれ、その奥の奥に潜む子宮の元へと放出されていく。子を成さんと、己の生きた証を残さんと迸る精子は、まるでその執拗さが滲み出たような熱を以って、実晴の腹部を暖めていく。

「はぁ・・・はぁ・・・熱いぃ・・・中がぁ、いっぱいでぇ・・・」

 蕩けた表情で実晴が呟く。背筋
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