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王道を走れば:幻想にて
幕間+慧卓:童貞 その2 ※エロ注意
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 羞恥に顔を赤らめて眉を顰めながら、実晴は慧卓の上に腰を運んでいった。クリトリスに引っ掛かるように、膣が期待の愛液を垂らしているのが見えた。

「そのまま、下げてくれ」
「・・・うん」

 容姿の可憐さとは似合わぬ、生々しい肉ヒダが眼前に迫る。股座に走る快感を感じながら慧卓はまじまじとそれを見詰めた。手足に走る日焼けとは対照的の純白の肌、その中心に隠れるかのように桃色のヒダが陰唇の更に奥に幾重にも重なり、その一枚一枚が濡れそぼっているのが判る。突起したクリトリスは興奮の証。鼻を突く香りでさえ背徳的で、陰茎の硬さは更に増していく。
 慧卓は実晴の臀部をがっしりと掴んでそれを下ろす。自然と口元に運ばれた膣の突起を、慧卓は歯で甘く噛んでみせる。途端に実晴が淫らな大声を出した。

「あひぃぃぃ!?つ、強過ぎぃぃ、駄目っ、駄目!!」
「ほらっ、奉仕が止まってる!」
「馬鹿ぁぁ、もう馬鹿っ!んむぅ、んんんっ、じゅる、んはぁ・・・!」

 実晴は突如として舞い降りた軽い絶頂に背筋を震わせながら、陰茎に顔を埋めていく。じゅぷじゅぷと卑猥な音を立てて口淫を続ける様は美しく、淫猥である。それに負けじとばかりに慧卓もまた、膣に舌を這わせて陰唇を味わい始めた。 

「んああっ、じゅる、んっむ・・・はぁ、ああっ、んんんっ!!」

 苦味が、先ず始めに舌を襲う。実晴が感じる精液の味がそれであるように、慧卓が感じる愛液の味もそれであった。だが不快感は無く、寧ろ愛おしさが湧いて出てる。自分を想って今愚息を愛撫している天に一つの美少女が、性的な興奮に駆られて垂らした愛汁。慧卓はそれを極上の聖水を飲むかのように、舌の上に溜めて飲み干す。その間にも舌先は陰唇を這い、赤く尖ったクリトリスを弾いている。

「んんあっ、ああああ!!んんんんっ、じゅるるっ、んふぅぅ!」

 身体に走る快楽の波に混じり、至福が心を溶かしていく。陰茎が早朝と同じようにびくびくと震え、僅かに大きさを増しているのだ。咥内で射精を受けた彼女ならば分かる。慧卓が快感に堪えかねて再び絶頂の至ろうとしているのだ、紛う事無き自分の痴態によって。淫らな形とはいえ、今生の想い人を喜ばせた事実が嬉しくない訳が無い。実晴は射精をせがむように、そして膣をもっと深くまで愛してもらうよう、その行為の激しさを増していった。
 一方で慧卓もまた悦びを感じるあまり理性が溶けるかのような感覚を、特に陰部を中心に味わっていた。普段の溌剌さが信じ難いほどに積極的に精を求める実晴の媚態に、心がどうにかなってしまったらしい。クリトリスを弾いていた舌先は陰部の中へと忍び込み、濡れそぼってより卑猥な味をしている肉ヒダを襲っていた。技術も思いやりも無い、唯我武者羅に女体を求めるその行為は実晴の身体をどんどんと追い詰め、絶頂の域へと
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