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王道を走れば:幻想にて
幕間+慧卓:童貞 その2 ※エロ注意
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、手淫を続けながら頭を上下に振り、口淫の快感を慧卓に伝え始めた。

「お、おい、無理しなくても、っっ!!」
「んんむ・・・じゅる・・・んんっ、変な味・・・むふっ・・・」

 音を鳴らして実晴は鈴口を啜り、先走った精液を嚥下する。苦味しか感じぬそれは実晴の愁眉を顰めさせるが、彼女は躊躇を抱かずにその苦味を舌の上に転がし、純真に満ちた口淫を続ける。歯が食い込まぬよう当たらぬように注意を払う。そして餅のように柔らかく形を変える唇で肉槍を包み込み、淫靡な熱が篭った舌を裏筋に這わす。どんどんと肉欲に溺れる実晴の痴態に慧卓は興奮し、息を荒げる。

「はぁ・・・はぁ・・・っ、其処っ」
「んんっ!あむっ、じゅる・・・ちゅむ!んむ・・・ああっ、硬いよ・・・」

 一度実晴は咥内から陰茎を離し、裏筋に軸を合わせるように、毛が集約した根元から舌を這わせた。舌先の慎ましい尖りが男根を巡る情景は、まるで開花したばかりの華を穢すかのような不道徳で淫猥な雰囲気を齎し、慧卓の胸をぐっと締め付けてその視線を捕えて離さない。時折、息を零しながら精の臭い嗅ぐ姿もまた、実晴の扇情的な色気を際立たせ、静かに始まっていた彼女の自慰に熱を帯びさせていく。細い指先が膣を描き回すに連動するかのように陰茎を愛撫する。朝起きて直ぐに、いやそれよりもずっと前から快楽を与え続けらた彼は堪らず、どうしようもない射精感に襲われる。

「み、実晴・・・出そうっ・・・離してっ、離してくれ!」
「んんっ、んんんっ、ああっ、あっ、ちゅう、じゅるっ!!」

 精の奔騰を匂わせた瞬間、実晴は更に勢いを増して慧卓の陰茎をむしゃぶり始めた。妄(みだ)りがわしい咥内の行為。亀頭を啜り、舌で嘗め回す。慧卓の背がぞくぞくと震え、尿道の中を精液が駆け巡ってくるのを感じた。

「っ、出すぞっ!!」
「んんっ、じゅる、んんんんっ!?んむっ!?」

 丁度陰茎を啜っていた彼女の咥内に、何の躊躇いも無く精子が発射されていく。実晴はびくびくと震えるそれを瞠目して受け止め、舌の上にそれを溜めていく。幾度も震えたそれは舌の上に留まらず、実晴の口端からつつと毀れていった。
 やがて射精が収まったそれを実晴は離し、己の掌の上に精液を吐き出した。

「げほっ、けほっ!苦いよ・・・なんなのこれ?」
「だ、だから、離しておけば良かったのに・・・」
「う、煩いわね!だって、あんな気持ちよさそうにしてたら、もっとしてあげたくなったのよ!しょうがないでしょ!?・・・本当に変な味・・・ちゅる・・・んむ」

 実晴は掌のそれに視線を落とし、あろうことか、それに舌を落として啜り始めた。先走りのそれとは比較にならぬ熱さと粘り気を保ったそれを、実晴は愛おしき人の唇を吸うかのような優しさで飲み込み、胃の中へと落していった。指の間に
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