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王道を走れば:幻想にて
幕間+慧卓:童貞 その1 ※エロ注意
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なのにか?」
「あ、ちょっとっ、ああっ、ああん!!」

 慧卓は脇目も振らず、顕となった彼女の秘所へと顔を埋めた。実晴は胸元から消えた温かみに驚き、そして直ぐに己の股間に走る、電流のような性の波に震えた。慧卓が無我夢中で膣の突起を舌で弄ぶように転がし、舌先を愛液垂らす蜜壷へと突き入れたのである。

「あっ・・・あああっ、駄目ぇ!こっ、こんなのぉ、駄目だよぉぉ!」

 舌先を躍らせる。濡れそぼった膣口から毀れる愛液の味を此処でしっかりと覚えていく。生々しく粘着質な感じがして、それでいてその食感からは想像つき難い程の、仄かなしょっぱさを感じる。追い縋るように舌に迫る肉ヒダの感触も相まって、どうしようもなく淫蕩な味だ。実晴の想いが詰まった味だ。慧卓は盛った犬のように舌を運び、クレパスを襲う。実晴は肢体の間から駆け巡る快感に咽び、それでも尚静止の声を上げた。

「あひっ、いいいっ、やだ、やだぁぁ!!」
「んん・・・なんでやだなんだよ」
「だって・・・っひぃ・・・」

 涙を浮かべた瞳が慧卓を見据え、明瞭な淫蕩の紅を引いた唇がその思いを、二つの丘を跨いで赤裸々に紡ぐ。  

「黒くなったら、汚いでしょ?だからずっと綺麗なままで・・・」
「ままで?」
「・・・っ、ぅぅぅっ、慧卓にずっと好かれたいの!!」

 初心の生娘の深遠を覗かせて、実晴は羞恥に顔を赤らめた。柘榴のような真っ赤に染まった顔に、快感と悦びに潤んだ瞳。欲情的なその情景に慧卓は感動すら覚え、その可憐な唇に飛びついて口付けを交わす。そして先とは反対に、右手には乳房を、左手には膣を弄っていく。

「んんっ、んむぅっ、ああああっ、ああっ、いいよぉ、気持ちいっ!!」
「もっと喘いで!全部晒してくれ!」

 慧卓はそういって耳朶に口付けを落とし、吸っていく。聴覚を直接刺激する甘やかな音が彼女の心を震わせる。土砂のように身体に蓄積した快感、想い人の手によって自由に喘がされる感動が胸を締め付け、再び絶頂の波が彼女の意識を攫い始めた。 

「いくっ、いっちゃう!!駄目ぇ、私だけいっちゃう!!イクッ、イクっ!!!っっっっぃぃぃっ!!!」

 実晴は目を閉じ、睫毛を震わせて快感の波を全身に走らせた。びくびくと震えて、声にならぬ絶頂の声を漏らす。彼女の意識の中では、脳髄が焼け焦げ、膣口が弾けるかのような錯覚を覚えていた。
 愛撫の手は止まっているが、可憐な口元から毀れた舌は、慧卓によってなすがままに吸い尽くされる。それすら快感の燃焼材となって彼女の心を煽っていく。膣から溢れ出した愛液が慧卓の指先を伝い、掌を伝い、汗に塗れて存分に湿っている寝具の上へと落ちていく。
 慧卓は自分に身を任せるかのように快楽に耽る実晴の姿を見て、我慢の糸を断裂させた。一度彼女から離れて、パジャ
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