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ゲルググSEED DESTINY
第二話 MSは白兵戦がメイン
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気付き躱すものの、今度はガイアのビームサーベルに斬りかかられる。
エクスカリバーを直線状に構え、吹き飛ばされつつも何とか防いだが、アビスの連装砲を撃ちこまれ、よろめいた所でカオスのポッド内の誘導ミサイルによって倒れこむ。

『とどめッ!!』

ガイアがビームサーベルを振り上げ、今度こそインパルスを切り裂こうとしたその時―――

『いい気になるなよ。強奪者共が』

連続した閃光―――ビームマシンガンがガイアに襲い掛かってきた。

『よう、シン。無事か?』

『マーレさん!』







マーレ・ストロードという人物がどんな人間か、と言われると大抵の人は苦笑いしながらこう答える。

「あんまり親しくしたくない人」

彼は神経質なまでにナチュラル嫌いで、ナチュラルに対して意味も無く尊大な態度をとっており、被害妄想も非常に強く、ナチュラルを撲滅し、コーディネイターのみの世界にする事を理想としているだけでなく、ナチュラルと友好を持つコーディネイターは全て裏切り者だと考え、更には自らの邪魔となる者は、味方であろうがどんな手段を用いても抹殺する事が正義だと考えている。
確かにそういった人物と仲良くなるのは難しいだろう。だからと言って彼が情に薄い人間かと言われると案外そうでもない。何故なら、彼が毛嫌いしているのはあくまでもナチュラル、そのナチュラルと友好的に接する人に対してのみだからだ。
さらに言えば、別に普段からナチュラル抹殺論を説くほど常識知らずではないし(まあナチュラルに対して態度が悪いことに変わりはないが)、親しい人に対して彼にだって情が無いわけではないのだ。
そういう意味で彼はコーディネーターであり、ナチュラルと親しくしているわけでもないクラウやシン達と仲が悪くなることはなかった。

「さーて、誰から死にたい?」

ゲルググC型マーレ専用機。薄紫色のカラーリングが施され、ゲルググシリーズの中で最も銃火器が多い、彼の為に改造された高性能機のゲルググである。その性能は目の前に立つセカンドシリーズに勝るとも劣らない。

『マーレさん!なんでここに?』

「セカンドシリーズとのお披露目に合わせた試運転だとよ。まあ、折角のお披露目もこうなっちまったがな」

シンがインパルスの体勢を立て直しながら尋ねる。シンはてっきり彼はプラントにいるとばかり思っていたのだ。事実、彼がここに来ていたのには理由がある。クラウが報告に来る際についでとばかりにアーモリーワンでテストしようと彼を連れてきたからだ。
実際にはもうじき始まるであろう原作にいつでも対応できるようにするためにクラウがあれこれ理由をつけて連れてきていたのだが。
そうやって話している間にアビスがカリドゥス複相ビーム砲を発射する。躱せば被害が大きく
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