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緋弾のアリア〜Hな転生者〜
第一話 Hな出会い
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が被ってる。で、頼んでもいいんだな?」

「おう、俺を誰だと思ってる?さいきょーの武偵だぞ?」

「頼む」

「まかされた!」

体育倉庫を飛び出し、構える。

「ちょ、ちょっと、何してんのよ!あのままじゃ、あいつ死ぬわよ!?」

「いいんだ。アイツは強い」

「は?(あんなちびっ子が強いわけないわよ。どう見ても最強だって思い込んでるHよ)」

「いくぜ!凍符『パーフェクトフリーズ』!」

カードを取り出し高らかにスぺカを宣言する。

俺の周囲が冷気で凍り付きセグヴェイの車輪を凍り付かせ、銃内部まで凍り付かせる。

「これで止め!氷符『アイシクルフォール』!」

自分の両脇に六つの氷柱が現れる。

六つの氷柱はセグウェイ目掛けて飛び出し、セグウェイを破壊する。

「しゅーりょー!」

「う、嘘……」

「お疲れだ。ヒョウ」

「キンジ、H定食忘れんなよ」

「俺を助けたのはアリアだぜ」

「セグヴェイから助けただろ」

「仕方がない。分かった」

「取り敢えず、あのアリアだっけ?アイツ呼んでこいよ」

「ああ」

ふ〜、疲れたな〜。

こんな時こそアイス!

……………うまうま♪

「おっと」

体育倉庫からキンジが投げ出されたように飛び出てきた。

「ふぁに、ふぃてんふぁ?」

「まぁな」

「逃げられないわよ!あたしは逃走する犯人を逃がしたことは!一度も!ない!―――
あ、あれ?あれれ、あれ?」

アリアが怒りながら体育倉庫から出てくるがスカートの中にマガジンが入ってなく焦ってる。

「探し物はこれかな?」

キンジの手には弾倉が握られている。

よくよく考えるとそれってスカートの中に手を突っ込んだんだよな?

………………やっぱ、変態か!

「――――あ!」

キレるアリアを余所にキンジはマガジンを遠くに放り投げる。

「もう!許さない!ひざまずいて泣いて謝っても、許さない!」

アリアは銃をホルスターにしまうと今度は背中から刀を二本抜いた。

「強猥男は神妙に―――っわぉきゃっ!?」

「キンジ、行こうぜ」

「ああ」

アリアを無視し、キンジと共に学校に向かう。

「この卑怯者!でっかい風穴―――あけてやるんだからぁ!」




これが、遠山キンジと後に『緋弾のアリア』として世界中の犯罪者を震え上がらせる鬼武偵、
神崎・H・アリア
そして、『さいきょーのH』と言う不名誉な称号を持つ、守雪氷雪の
硝煙のニオイと凍てつく寒さが漂う、最低で最悪かつ、Hな出会いだ。

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