第45話 初戦 少年はいまいち成長しているようです
[3/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
眼下では、天ヶ崎さんが津波を起こす札を使い、それを・・・へぇ。
ネギ・スプリングフィールドは、障壁を三角形に置いて左右にいなしている。
あの歳で高さ5mの障壁を作れるのか。
「こんのぉ…!"お札さんお札さん ウチを逃がしておくれやす"」
今度の札は、大文字焼きのように炎が広がる。
確かに、並みの使い手なら数分稼げるだろう。でも―――
「『風花風塵乱舞』!!」
「うっひゃぁ!?」
ゴゥ!と風魔法で吹き飛ばす。中級魔法を詠唱破棄か・・・。思った以上に出来るね。
それに、あの威力。魔力の込め方が分かっている。
"才"か、師が化け物なのか・・・・。両方かな。
「―――『戒めの風矢"!!」
「あひぃ!?お助けぇ!」
「クッ!?"曲がれ 曲がれ"!!」
ネギ君は、折角隙をついて束縛矢を放ったのに、お姫様を盾にされたからと
魔法矢を無理矢理曲げ、結果数発しか天ヶ崎さんに当たらなかった。
・・・・・それ、一般人に当たっても大丈夫な魔法じゃないか・・・・・。
「さぁ、木乃香さんを返し「"ざーーーんがーーーんけーーーーーん!"」――――!!」
「つ、月詠はん!!遅かったやないか!」
「えろうすんまへーん。命令されとったんですぅ〜。今日のところは引けとの事ですえ〜。」
「チぃぃ!!」
猿鬼(二号?)を出し、二人が撤退してくる。
僕が出れば、とは思うけれど・・・それだと面白くない気がする。
「……毒されたかな。」
ともかく、楽しめそうで何よりだよ。ネギ・スプリングフィールド。
Side out
………
……
…
Side ネギ
「私、ネギ先生の事が好きでした!!……大好きです、ネギ先生!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
待って。どうしてこうなったんだっけ!?
今は修学旅行二日目で、自由行動日で、宮崎さんから誘われて。
明日菜さんとか木乃香さん達がいるから色々都合もいいし、一緒に行くことになって。
いや、ちょっとは違和感あったんだ。宮崎さんと二人きりになる場面多いなって。
「み、みんなはダメって言いますけど。私は、先生のそういう所も……す、好きですし!!
最近ちょっとカッコ良くなって来てて、それで、あの……。」
「あ、あう……あう……?」
ど、どどどどどどうしたらいいの!?イレギュラーとはいっても、
きょ、教師と生徒がそういう関係になっちゃダメだよね!?
あぁぁあぁでもでも、あ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ