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少年は魔人になるようです
第45話 初戦 少年はいまいち成長しているようです
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眼下では、天ヶ崎さんが津波を起こす札を使い、それを・・・へぇ。

ネギ・スプリングフィールドは、障壁を三角形に置いて左右にいなしている。

あの歳で高さ5mの障壁を作れるのか。


「こんのぉ…!"お札さんお札さん ウチを逃がしておくれやす"」


今度の札は、大文字焼きのように炎が広がる。

確かに、並みの使い手なら数分稼げるだろう。でも―――


「『風花風塵乱舞((フランス・サルタティオ・プルウエレア)』!!」

「うっひゃぁ!?」


ゴゥ!と風魔法で吹き飛ばす。中級魔法を詠唱破棄か・・・。思った以上に出来るね。

それに、あの威力。魔力の込め方が分かっている。

"才"か、師が化け物なのか・・・・。両方かな。


「―――『戒めの風矢(アエール・カプトゥーラエ)"!!」

「あひぃ!?お助けぇ!」

「クッ!?"曲がれ 曲がれ"!!」


ネギ君は、折角隙をついて束縛矢を放ったのに、お姫様を盾にされたからと

魔法矢を無理矢理曲げ、結果数発しか天ヶ崎さんに当たらなかった。

・・・・・それ、一般人に当たっても大丈夫な魔法じゃないか・・・・・。


「さぁ、木乃香さんを返し「"ざーーーんがーーーんけーーーーーん!"」――――!!」

「つ、月詠はん!!遅かったやないか!」

「えろうすんまへーん。命令されとったんですぅ〜。今日のところは引けとの事ですえ〜。」

「チぃぃ!!」


猿鬼(二号?)を出し、二人が撤退してくる。

僕が出れば、とは思うけれど・・・それだと面白くない気がする。


「……毒されたかな。」


ともかく、楽しめそうで何よりだよ。ネギ・スプリングフィールド。


Side out


………
……



Side ネギ


「私、ネギ先生の事が好きでした!!……大好きです、ネギ先生!!」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

待って。どうしてこうなったんだっけ!?

今は修学旅行二日目で、自由行動日で、宮崎さんから誘われて。

明日菜さんとか木乃香さん達がいるから色々都合もいいし、一緒に行くことになって。

いや、ちょっとは違和感あったんだ。宮崎さんと二人きりになる場面多いなって。


「み、みんなはダメって言いますけど。私は、先生のそういう所も……す、好きですし!!

最近ちょっとカッコ良くなって来てて、それで、あの……。」

「あ、あう……あう……?」


ど、どどどどどどうしたらいいの!?イレギュラーとはいっても、

きょ、教師と生徒がそういう関係になっちゃダメだよね!?

あぁぁあぁでもでも、あ
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