第一話 微妙な改変と原作開始
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やデイルも可能ならゲルググに乗せてほしいとのことだ。こちらとしては優秀なパイロットはいくらでも欲しいし、手伝ってくれたのだから融通が利かせるように頼んでおくと言っておいた。
しかし、シンはわざわざセカンドシリーズの開発関係者から直接、テストパイロットの候補として選ばれたようだ。それを聞いた時、俺は思わずプライドの高いマーレが嫉妬するんじゃないかと思ったが、既にゲルググのエースパイロットという肩書があったことと、シンの実力を少なからず認め、後輩だったと言うことからか、そんな様子は見せなかった。
ガンダム強奪まであまり期間は残されていないが、事が起きる前に止める気はない。おそらくあれは議長が仕掛けたことなのだろうし。仮にそうじゃなくても事前にこそこそと動き回って変なこと勘ぐられたりしてもしょうがないのだ。
俺は俺が出来る範疇で自分の満足できる行動しかとるつもりはない。けどまあ、その中でシン達に対して助力するぐらいならいくらでも構わないとも思ってる。
◇
ゲルググの正式な配備を受けることとなり、セカンドシリーズの正式パイロットにシンが選ばれザフトはまさに順風満帆な勢いの様子だ。ちなみにゲルググの型式番号はZGMF―14となっている。開発プランのみで頓挫していた本来の14ナンバーから奪い取ったものではあるものの、奇跡的にジオンの型式と同じものとなった。
そして俺は、ゲルググの機体報告の為に議長に話をすることになっていた。どうやら、トライアルの際に議長が推薦したせいか、報告義務などを議長に直接行う事になったらしい。
「―――以上の条件により、タイプは基本タイプのA型を中心とし、
指揮官機用に全体的性能を高めたS型。
高機動戦や近接戦を想定した最も機動力の高いB型。
火力支援を中心としたC型。この機体はゲルググのテストパイロットリーダーのマーレ・ストロード専用機の元となっている機体です。
B型と同じ様に機動力を高めつつも狙撃戦を想定し、尚且つビームマシンガンを装備しているJG型。
地上戦を想定して、砂漠戦でも対応可能なチューニングしているG型。
最後に海戦用のF型。これらが現在完成している機体であると同時に、今後のゲルググの基盤となりうる機体です」
「そうか、確かミネルバに配属されることになるのはA型が二機にB型とC型が一機ずつだったね。
それらの機体はすぐにタイプを変更させることは可能なのかい?」
「流石にインパルスのようにすぐに換装することは出来ませんが、艦内でもそれなりの設備が可能であれば変更は可能です。その為ミネルバには予備としてC型とF型の配備をしています」
流石に完全に地上用のG型を配備するのは無理だった。そんなデッドスペースを作るくらいなら、インパルスのパーツを入れるべきだろうし
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