プロローグ ゲルググ量産計画
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.E.の世界に転生した。だからこそ俺はゲルググを量産するという目的を果たしたい。一回目の転生から大分長いこと転生したと思うが、まあ、毎回そんなに歴史を変えてはいなかったと思う。
自由惑星同盟への大規模な侵攻作戦を止めたりしなかったし、警察官になっても特車二課には配属されてないし、さっき言ったようにマクロスなんかじゃただの一整備士に過ぎなかった。そんな俺が今回ばかりは歴史を動かすことを決意した……まあ、そう大層なことじゃないし、自重もするが。
そういうわけで俺はゲルググ量産計画の為に新たなる一歩を踏みしめた。
◇
「フム、この機体でニューミレニアムシリーズの参加か。中々に興味深いね。外観はジンやゲイツに多少似るところがあるが、それを意識したのかな?」
「いいえ、そういった意図はないですね。それで、どうでしょう。参加を許可願えますか、デュランダル議長?」
というわけで早速交渉中。え、展開が早すぎるって?何を言う。この日の為に俺がどれほどの苦労を重ねてきたか。オーブのモルゲンレーテで働いて、そこでこの世界での技術を盗んで、連合のオーブ侵攻作戦の際にザフトに移籍して、ザフトのテストパイロット兼、開発技術者となって(その際にこの世界で問題ない程度の前世等の技術を出した)、ゲルググの開発プランを書いて、アポとって議長に直訴しに来たわけだ。
ついでに言うとテストパイロットを兼任している理由はやっぱゲルググを自分で動かしたいっていうのと、単純にパイロット適性が高かったからだ。まあ、特典の一つなんだから当たり前ともいえるが。
とはいえ、そのおかげで議長に対してアポを取ることが出来たのだし。ちなみに、このアポを取るのが一番苦労したと言ってもいい。相手はプラントのトップだし、当然と言えば当然だ。結果的にどうやってアポを取ったのかはご想像にお任せする。ただ一言いうなら前世の記憶ってすごく便利。
「構わんよ。私としてもトライアルに参加する機体は多い方が良い。スペックを見させてもらったが中々の物だ。むしろ私の方から願い出たいところだな」
「ありがとうございます。トライアルでは必ず結果を出して見せます」
許可をもらった俺は喜びながら退出する。さて、許可をもらったからには早速製作に取り掛からないと。期間は割と短いけど間に合わせて見せる。あ、その前にシンに一時的にテストパイロットを頼んでおこうかな。俺、一人分のデータだけだと色々と足りないだろうし。
一応言っておくと俺とシン・アスカとは友人関係、或いは兄貴的存在にある。オーブにいたころから探して交友を深めていたのだ。まあ、オーブ脱出の際に一緒に行動してたおかげで俺の家族もシンの家族と一緒に死んだ上に、俺自身も大怪我負ったけど。あれだな、高い記憶能力と言っても全部が全部覚え
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