プロローグ ゲルググ量産計画
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ザクウォーリア―、ザクファントム、グフイグナイテッド、ドムトルーパー等と、このようにガンダムSEED DESTINYのザフトではファーストのジオンのオマージュと言われる機体が多数存在している。
理由としてはハイネの声優がグフに乗りたいとか言ったとか何とか……まあ理由はどうでもいい。俺は別にこれらの機体が嫌いなわけじゃない。寧ろ好きだ。
まあ、何でトライアルで量産機として負けたドムが同じ量産機であるにもかかわらず無双出来るんだとか、グフのスペックは高いはずなのにゲームになると酷く弱くなってもの悲しくなったりするものの、概ね好きなのだ。
だが、だがしかし!俺はあいつがいないことに絶望した!そう、ゲルググだ!!
俺はジオンの兵器で好きなMSと聞かれればゲルググシリーズだと答える。ファーストでこそあまり活躍していなかった機体だが、あらゆるエースパイロットの機体として用意されたりしているし、0083では一話のガトー機やマリーネの活躍に、ポケ戦ではイェーガーがそのカッコよさを魅せていた。量産されるのがあと1か月早ければ一年戦争の行く末が変わっていたかも知れないと言われるハイスペックな機体だ。
にも拘らず、SEED DESTINYでは一切、合切、全く、これっぽちもゲルググが出てこなかった。
もう一度言おう、諸君らが愛してくれたゲルググは出なかった、何故だ!
坊やだからさ、とかそんな三大変態をコンプした人の発言はいらない!ゲイツとか、ジンみたいなもどき兵器を望んでるんじゃない!俺は……
「ゲルググを量産してみせる」
シャトルの窓から映るプラントを見ながら、そう決意を新たにした。
◇
そもそもなぜこんな事態になっているのかを説明しなければならないだろう。俺こと、クラウ・ハーケンは俗に言う転生者という奴だ。それもただの転生者じゃない。なんと、転生して十六回目だ。
まあ、こんだけ転生しているのにも理由がある。よく分かってはいないのだが、神様が何かの実験が如何とかいう理由で転生させられているのだ。条件として転生特典に高い記憶能力と機体の操縦技術、あと死に対する恐怖だとかそういった類に対する感情の抑制を要求した。
一応言っておくが高い記憶能力が完全記憶能力でないことや死に対する感情の抑制にした理由は廃人とか鬱になりたくないからであり、機体の操縦技術もあくまで操縦が巧いだけであってNTだとかseed持ちだとかではない。
転生させられる世界はロボットモノの世界ばっかりで、つい二回ほど前では一年戦争直後のデラーズフリートに参加して星の屑でガトー少佐と共に艦隊に突っ込んで死んだ。ちなみに前回はマクロスでVF―25やらVF―29の整備員としてマクロス内でひっそりと整備していた。
でだ、前置きも長くなったが、現在俺はC
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