暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアートオンライン 無邪気な暗殺者──Innocent Assassin──
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〜妖精郷と魔法の歌劇〜
紅髪の武将
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らしいな」
「へぇ、よく知ってるんだね」
どこかとぼけたようなレンの言葉を、サラマンダーは完璧に無視して口を開く。
「確かにこの戦いは俺の敗北だ。だからと言って、意地汚く足掻くほど俺は恥知らずでもない。しかし────」
ぎらり、と双眸を輝かせてサラマンダーはレンをねめつける。
「せめて貴様だけは、必ず殺す………!」
その言葉に対して、レンの表情は全く見えない。しかし、リーファは如実に感じた。レンは、笑っている。
「いいね。そう言うヒト、僕は好きだよ。…………《体術》だけで充分かと思ってたけど、さすがにそれじゃあおじさんに失礼だよね。だから────」
すーっと、レンの体を包む雰囲気が変わったのを感じた。
何と言ったらいいのだろうか。それまでと全く体勢は変わっていないのに、身体に芯が通ったとでも言うのだろうか。それまでは、力が入っていないようにだらりと垂れていた四肢が、ほんの少しだけ鎌首を上げている。
一瞬の沈黙。
瞬間の刹那。
張り詰めたその空気の中でレンは、一人で高らかに、どこか歌うように
「本気で行く」
宣言した。
瞬間、両者の激突音が響き渡った。
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