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インフィニット・ストラトス 黒剣の死神と謳われた天才
IS委員会からの命令
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お盆の帰省から数ヶ月がたったある日俺はモニカさん、満月さんと一緒に国際IS委員会本部のロビーにいる。

「それにしても、IS委員会の上役達はなんで今更お前をここに呼んだんだ、真理?」

「知りませんよ、満月さん。俺なんかしました?」

「社長は所々怪しいですから。何か事件があって、社長を容疑者だと思ったんじゃないでしょうか」

「……モニカさん。サラッと酷い事言いますね。それに満月さん何納得した顔してるんですか!」

俺が満月さんにツッコミを入れたところで、1人の女性が俺達を呼びに来たので俺達を呼んだ上役達のいる会議室に入った。中には、三年前に俺と交渉した四カ国のIS委員会のトップ達にIS学園の本当の学園長、轡木十蔵が座っていた。

「久しぶりですね、神倉真理。今日我々が君を呼んだのは君に嬉しいニュースと仕事を頼みたいがあるのです」

「嬉しいニュースとは?」

「君の作った『男性でも動かすことの出来るISのコア』と『IWS』を世界に発表しても構わないていうことだ」

「三年前は女尊男卑がどうとかで、表には出すなと言ってたクセに……どういう風の吹き回しですか?」

俺が訪ねると中国の上役が口を開いた。

「もう隠す必要が無くなったのです」

「で、頼み仕事とは?」

俺が仕事の依頼を聞いたら、次は轡木が口を開いた。

「君がロシア代表でIS学園生徒会長の更識楯無君の幼なじみで同じように暗部の仕事をこなしてきたことは知っているよ。だから君にお願いがあるんだ『黒剣の死神』と呼ばれた君に」

本当にこの異名は呼ばれたくもないのによく出てくるもんだ。

「君には織斑一夏君の監視をお願いしたいいんだ。君が作ったISコアを発表すれば君を安全保護システムでIS学園に入学させることが出来る。そしてIS学園で君には織斑一夏の監視をお願いしたいんだ」

「……つまり俺が作品を発表すればあの組織『亡国企業』の注意を少しでも織斑から離す算段ですね。唯一篠ノ乃博士が作るISに乗る事が出来る織斑の為の身代わりってことか……いいでしょう。引き受けますよその仕事。ただしこちらにも条件がありますけど」

俺がそう言うと上役達は条件を聞きたいみたいなので、俺は条件を話した。

「まず一つ、IS学園に入学は俺の他に後三人付けてもらいます。俺1人だと織斑を監視出来ない時があるので」

「分かりました。そう手配しときましょう。他にはどのような条件が?」

「俺の家族に重要人物保護プログラムを使わないことです」

俺がそう言うと上役達全員驚いている。驚くのも無理はないか自分の家族を危険にさらすのと一緒だしな。

「なぜそのようなことを?」

「篠ノ乃博士の家族は重要人物保護プログラムで一家バラバラになり、篠
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