第43話 その後と準備は平和なようです
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るで親の仇でも見るようにネギ君を見る愁磨先生。
って言うかこの人、何してるんだろう・・・?木乃香の事お気に入りみたいだけど・・・。
「(PiPiPiPiPi!!)お?もしもし、明日菜!?」
「(PiPiPiP)お、私も?………ヒィ!」
桜子と神崎二人に電話がかかってくる。桜子の方はテレビ電話っぽいけど・・・・・。
『事情はお聞きいたしましたわ……。3-Aクラス委員長として命令いたしますわ!!
教師と生徒の不純異性交遊は断固厳禁、絶対阻止しなさい!!』
「えぇえ〜。見てる方がおもs『よ・ろ・し・い・で・す・わ・ね?』……さ、サーイエッサー!!」
「「サーイエッサー!!」」
テレビ電話でいいんちょが恐ろしい顔で睨んできた。
・・・・と同時に、愁磨先生がその後ろから睨んできた。無理無理。
善良な一般市民がこの二人に勝てるわけないって。
「よーし、じゃあバレ無いように変装するか〜♪」
「…………………なんでこんなもの持ってるんですか?」
「ん?聞きたいのか?」
路地に置いていた紙袋から制服を取り出す愁磨先生。
・・・本当は聞きたいところだけど、ものっすごい良い笑顔で言われたら・・・。
「じゃあ、チアリーダーの名に懸けて!!」
「「「「いいんちょの私利私欲を応援よ!!」」」」
「って愁磨先生、異常に制服似合いますね。女言葉違和感ないし。」
「ん、そうかな?これでも気をつけてるのよ♪」
怖い、いろんな意味で怖いよこの人。ウチのクラス変人多いけれど、この人は次元が違うよ。
そんな事分かってたつもりだったけど改めて実感したよ。
「なーネギ君、これどうやろ?」
「へー、ペアルックですか。似合いそうですけど、ちょっと恥ずかしくないですか?」
「(釘男、桜姫。行くのよ!!)」
「(了解ー!)あ〜〜、これいいなぁ。これ買って、釘男君♪」
「ハッハッハ、良いとも!店員さんこれください!(……ペアルック阻止完了、帰投します!)」
って、ついノリノリでやっちゃった。・・・若干楽しいのは困るんだけど。
「あー、これなんてピッタリやない?」
「(柿ざ――ミサミサ、行くわよ!!)あー、これミサミサ欲しいって言ってたやつじゃん!」
「(了解、愁子!!)あ〜、ホントだ!店員さーーん、これくださーーーい!!」
「………と、都心は乱暴な人が多いですね。
(……あれ?今の愁磨さん……な訳ないか。女生徒の制服だったし。)」
「せ、せやね。(……あれ、愁磨はん?なんで女モンの制服着とるんやろ?)」
「ちょ、これダンベルじゃなーーーい!!服代がーーー!
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