ウィルスの説明
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一つの真っ暗な空間に二人の男がいた。片方はうっすらとしか見えず、顔などはわからないが体系で中肉中背の男だとわかる。もう片方は黒ローブを着た男だ。
「戻ったか……結果はどうだったんだ?」
「シードはゲツガに捕獲されたが体内に潜ることに成功、もう一体は消滅だ。シードは体内に潜りこんだがなぜか消滅してる。だが、あいつはウィルスを取り込んだわけだから感染者になったのは変わりない」
「そこまで出来たなら上出来だな。ゲツガに会って、傷のほうはどうだ?」
「ああ、あのときの傷が疼きだしたよ」
そして黒ローブの男は狂ったように口元をゆがめた。
「そうか……今回は手を出せなかったが次は安心しろ。今度はあいつを攻撃していい許可は出た。そして、お前に与えたその武器も使えるようにしてある。今度会った時は、それでやればいい」
「そいつは助かる。ようやく、ようやくだ……あいつへの復讐が出来る……こんな状態にしやがって……お前にも俺と同じことをしてやるから覚えていろよ……ゲツガ!」
黒ローブの男はそう叫んだ。
それを見たもう片方の男はやれやれという感じで首を振った。
「成功させたらそれでお前は自由だからな。しっかりとやれよ」
「ああ、契約を忘れるなよ、パス」
そして黒ローブの男はノイズを出現させるとその中に消えて行った。
「……まあ、あれだけ単純だからこっちもやりやすいんだがな。だけど、ウィルスを体内に取り込んで塗り替えた……いや、消え方からして食われた?……ゲツガにはまだ何かあるのか?」
くくく、とパスは笑った。
「これからは楽しくなりそうだな」
そしてパスもノイズを発生させるとその中に消えて行った。
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