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吾輩は猫である
無印
吾輩、ジュエルシードの猛威を知る
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んぁ……ここはどこだ……ああ、そうか吾輩あいつにケツをブレイクされたんだったな。
目を開き周りを見渡す。周りはあのごちゃごちゃした実験室ではなく、少し質素ながらも綺麗に掃除されている。部屋全体を見るために寝返りを打とうとする。


「にゃこっらsh――」ブチッ


アッー! ケツがぁぁぁぁぁ!! 吾輩のプリティな菊がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!


「オオオオオオオオオッ!?」


あまりの痛みにケツを抑えながらベッドの上を転げまわる。
早く、早くなんか喰って再生&回復しなけば!
そう考えながらも未だ痛みに悶えている。すると暴れた拍子にベッドの横に飾った写真立てが落ちた。


「oh……やってもうた。壊れてないといいが」


落ちた写真立てを拾い、壊れてないか確認する。
うん、傷ともに無し。下がカーペットで助かった。
ん? この女は確か温泉旅館でお仕置き(ペロペロ)した奴じゃないか。リニスの身内だったのか、それにしてもフェイト嬢、いい笑顔してやがる。
吾輩、まだ無表情と怯えた表情と驚愕した表情しか見たことなかったからな……それにしても……フェイト嬢の持ってる黒いデバイス美味しそうだな……頼んだら一齧りさせてくれないかな?





《!?》

「? どうしたのバルディッシュ」

《いえ……少し寒気がしまして……》

「デバイスなのに寒気って……今度メンテナンスする?」

《よろしくお願いします》





そんなことを思って言うと扉が開く、そしてその扉から同じトラウマを持った仲間がいた。


「あ、カオス起きたのですね」


さっき抱き合ってたとき出していた耳と尻尾は来たときと同じ用に仕舞われていた。


「おう、ここリニスの部屋か?」


もうお互いの許可がなくっても呼び捨てをするくらいの仲にはなった。丁度いいから聞いちゃうか。


「なあリニス、お前なんで捨てられたんだ?」


相手のことを全く労らない質問をする吾輩ドヤァ。


「いや〜、マタタビジュースで酔っちゃいまして、プレシアの大事なモノに零しちゃったんですよ。それでガチギレしたプレシアに捨てられたんです」


全面的にこいつが悪かった!?


「それ全部お前が悪いんじゃねか! 一体何に零したんだよ」


旦那からのプレゼントとかかな? それなら捨てられても仕方ないよね。


「娘の形見です」

「最低だよあんた?!」


形見にジュース零すとかこいつ最低すぎる。てか以外にリニスってドジなのか?
考えに耽けてるとリニスが話しかけてくる。


「マスターが計画について説明があるそうなので付いて来てください」


なんだ?
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