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吾輩は猫である
無印
吾輩、ジュエルシードの猛威を知る
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もひとたまりもないだろう。そして、その極太の光線は直撃し、ジュエルシードがf――



  ◇
 ◇ ◇  <甘い! 甘いぞ! リンディ茶並に甘いぞ!
◇ ◇ ◇ 


封印されたと思われたジュエルシードが突然発光し、円錐状のバリアを張った。なのは嬢の放った光線はバリアの表面を滑るように流されていく。そしてその流された先には――


『ふえ?』


フェイト嬢がいた。


『あああぁぁあああぁぁああっぁぁああああ!?』


分散されたとはいえ、フルパワーの光線をボロボロなフェイト嬢が防げるはずがなく直撃した。


「『フェイトォォォ!?』」

「あづぅぅぅぅううぅ!?」


桃色の光りに飲み込まれたフェイト嬢に向かってアルフが叫び、後ろにいたリニスもコーヒーを落とし、叫び、吾輩も突然降ってきたアツアツのコーヒーを頭から被り、叫んだ。実に不幸である。熱耐性があるのに何故ダメージが通ってるかはギャグだということで。


『フェイトちゃん!?』


なのは嬢がフェイト嬢の名を呼ぶが返事は返ってこない。無理して自分のご主人を守ったのかフェイト嬢のデバイスは限界を迎え、崩れていく。補助するモノが無くなり、海に落ちていった。


『フェイト! 大丈夫かい!』


アルフが海面ギリギリでキャッチし、大事には至らなかった。


「アルフナイスです!」


リニスが叫んでるが吾輩はそんなことより拭くものが欲しい。


「あ、これはやばいな……」


壊れたデバイスから封印された3つのジュエルシードが飛び出てくる。飛び出てきたジュエルシードは6つのジュエルシードのところに飛んでいき――


  ◇
 ◇ ◇
◇ ◇ ◇ <ヒーハー!
 ◇ ◇
  ◇


ピラミッド状に並んだジュエルシードの下に回り、収まった。遠目から見ると大きなジュエルシードに見えなくもない。


『うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!?』

『ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁ!?』


9つになり、竜巻の本数も威力も膨れ上がり、竜巻を縛ってたクロノとユーノは為すすべもなく吹き飛ばされる。


「さすがに馬鹿魔力のなのはも9つ一括はきついだろうな……フェイトが無事ならいけたかもしれんがデバイスもないし無理そうだな」


てかそもそも管理局の支援がクロノだっけなんぞや。


「艦長を抜かしてまともにあれを相手にできるのがクロノだけだったんだろ。万年人材不足で嘆いてる管理局だし、それに使えるなら子供でも即戦場だからな」

うわ、超ブラックじゃね、管理局って。



「でも給料はかなりいいらしいがな」


給料が高いならまぁ……やれなくもないかな……。



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