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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第105話】
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遣いで此方を見てくるので内心ドキドキしながらも、やはり綺麗な方だなぁと、再度認識した瞬間だった。
「わ、わかりました。では楯無先輩――」
「『楯無』だけで良いわよ?」
「うっ……なら楯無さんで――流石に先輩を呼び捨てには…」
そう言い、頭を下げると楯無さんは――。
「……仕方ないわね、あまりヒルト君を困らせておねーさんの事、嫌いになられても困るしね」
そう口元を隠すように扇子を開き、笑みを溢す楯無さん――そういえば、さっきのクイズ……。
「楯無さん、さっきのクイズ全部って言ってましたが……生徒会長何ですか?」
一瞬きょとんとした表情になった楯無さん、だが次の瞬間――。
「そうよ?IS学園生徒会長で謎のおねーさん」
「……だからか、訓練機をコネで借りられたのは」
そう言われれば納得、学園生徒会長なら文句も出ないだろうし。
「……てかそんなスゴい人に俺、操縦教わってたんですね…」
「うふふ、おねーさんの事、見直した?」
にこりと微笑む楯無さんの笑顔は、何だか見てるだけでドキドキしてくるので思わず視線を逸らすのだが……そういえばまだお礼を言ってないのを思い出し。
「あ……その、楯無さん…」
「なぁに、ヒルト君?」
「その、ずっと俺……お礼が言いたくて貴女を捜していました。――何度か二年生の人に聞いたりはしたのですが、忙しいって聞いててこのままお礼を言えなくなるのではと思っていましたので――ですから、今ここで言わせていただきます。――あの時はお世話になりました、ありがとうございました!」
「……ううん、ヒルト君なら私が教えなくても大丈夫だったはずよ?」
「いえ…楯無さんが教えてくれなかったらあそこまで代表候補生相手に善戦は出来ませんでした。――受けた恩は必ず返します、無いと思いますが……もし『何か』あれば自分で良ければいつでも力を貸します」
「……うん、じゃあもし『何か』困ったこと、又はピンチになったら力を借りに来るわね?」
「はい――あ、すみません楯無さん。そろそろ行かないと妹達を待たせているので……」
ふと時計に目が行くと既に三十分話していた――。
「そうね、そろそろおねーさんも仕事に戻らないとね♪」
そう俺にウィンクし、くるりとスカートを翻して後ろを向いて更衣室を出ようとする楯無さん――。
「あ……楯無さん。最後に良いですか?」
「ん?もちろんよ?おねーさんに何か頼み事かしら?」
「あ……頼み事じゃなく――次、いつ会えますか?」
そう俺が言うや、顎に人差し指を当てて考え込む楯無さん――そして。
「……『二学
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