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遊戯王GX−音速の機械戦士−
−サイバー・ガール−
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由なのよ…そろそろ、今日は帰りましょうか。」
「ああ。」
二人で灯台からブルー寮へ向かった。


ブルー男子寮前で亮と別れて、私はブルー女子寮に向かう前に、兄さんが行方不明になった廃寮に向かった。
いつも通り何もなかったけど、帰り道にいつもと違うものがあった。
森の池で釣りをしている、黒崎遊矢だった。



side遊矢
入学初日に色んなことがあるなこの学校は。
三沢から聞かされた【機械戦士】たちの噂。
ブルー女子、枕田ジュンコとのデュエル。
そして、朝渡された『ラッキーカード』二枚。
両方とも聞いたことも見たことも無いカードだった。(片方はまだ使えるが、もう片方は重いな。)
二枚のうち、一枚を投入することにした。
「そんなところで何してるの?」
声をかけて近づいて来たのは、クイー…ではなく、明日香だった。
「見て分からないか?釣りだよ釣り。」
「へぇ…釣りが趣味なの?あ、隣良いかしら?」
「どっちの質問にもイエスだ。」
それじゃあ失礼します、と前置きをして明日香が隣に座る。
「そういえば明日香、昼間は枕田に横槍を入れられてしまったが、結局何の用だったんだ?」
昼間は明日香から話し掛けて来たからな。
「それは当然、これよ。」
そう言って明日香はデッキを出す。
「デュエルか?アカデミアのクイーン(笑)が、何で俺なんかに。」
クイーン(笑)はもう止めて…とうなだれる明日香。
「入学実技テストで、あなたと三沢くんと、もう一人は生徒みんなに注目されているわよ。知らなかったの?」
「知らないな。」
「まあ、そういう理由なんだけど、何故か私はあなたに一番注目したの。」
明日香の一言に硬直する。
「そ、そんなに驚かないでよ…こっちまで恥ずかしいじゃない…」
頬を赤くしてそっぽを向く明日香。
ヤバい。超可愛い。…それはともかく。
「自分が注目した人物がどれだけの強さか確かめたい。ってことか?」
俺の言葉を肯定するようにコクリと頷く明日香。
「と、言ってもなぁ…デッキは持ってるが、ディスクは流石に持ってないぞ。」
「それなら大丈夫よ。ちょっと待ってくれれば、ブルー女子寮から取って来れるわ。…というか、デュエル自体はしてくれるのかしら?」
「デュエルを断る理由がどこにある。」
「ふふ。それもそうね。」
そう言って明日香がブルー女子寮の方へ走っていく。
さて、『ラッキーカード』の重い方は使わないエクストラデッキにでも入れとくか。


程なくして明日香がデュエルディスクを二つ持って来た。
「さて、デュエルアカデミアのクイーン(笑)の実力を見せてもらう。」
「そ、そのクイーン(笑)っていうの止めてくれない…恥ずかしいから…」
「お前が勝ったら止めてやるよ。」
さあて、俺も明日香も準備
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