暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜黒の妖精〜
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「はぁっ!」
「せあぁっ!」
兄とスグの竹刀がぶつかり合う。
私は其れを横目で見ながら、鍔迫り合いをしているスグの背後に回った。
ワザとらしく殺気を放ってみると、本能のままにこちらを向いたスグが目を見開いた。
「てぇぇぇい!!」
「らああああっ!」
さすがベストエイト、即座に思考を切り替え、私の攻撃に応じてくる。
「二人ともっ 挟み撃ちは狡いでしょ!!」
「「二人で来て良いっていったのは…」」
良いながら私たちはスグの視界から消えて見せた。
「「スグだ!!」」
私が面、兄が胴を打つ。
一本。


防具を外し、私たちは顔を洗う。
「それにしても二人とも、一体何時練習してたの?」
「いや…特に練習してない…かな」
「俺も」
「でも、やっぱり楽しいよね、お兄ちゃん」
「ああ。また始めてみようかな、剣道…」
「ホント!?二人とも!」
スグが嬉しそうに笑った。
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