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スグとの試合を終え、部屋に戻る。
シャワーを浴びた後なので、髪が濡れていた。
ベットに腰掛け、ふー、と息をつく。
そのとき。
「咲亜!咲亜!」
ドアがノックされる。
「なに、お兄ちゃん?」
「ちょっと来て」
兄は言うが早いか私の腕をつかみ、自分の部屋へ入る。
「これ、見てくれ」
兄がパソコンの画面を指さす。
「え…?これ…これって!!」
画面に映っていたのは、妖精姿のーーアスナさん。
かなりドットが粗いが、間違いないだろう。
「どうしたの?」
「エギルから送られてきた」
兄は言いながら、電話を手にし、どこかへかけ始める。
名乗りもせずに、相手に質問をぶつけた兄は、電話を切ったかと思うと、ばたばたと部屋をでていく。
出て行きざまに、
「出かける準備しておいてくれ!エギルの店行くぞ!」
何が何だか訳が解らないけれど、未だ眠っているアスナさんやレオに関係するのだろう。
「わかった」
私は急いで髪を乾かし、一階へ降りた。
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