暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic15狂い出す歯車〜The DeviL〜
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わらず冷たくて、テスタメントは迷いや悔しさの色を湛えてる。テスタメントと目がバッチリ合う。するとテスタメントが「ごめん」と目線を外した。
「ダメだ。これだけは・・・言えない!」
キッパリ断った。それと同時、テスタメントは勢いよく立ち上がって、グランフェリアのお腹にその勢いを乗せた頭突きを繰り出した。けどグランフェリアは咄嗟に槍を水平に構えて防御。テスタメントは頭突きの体勢のまま回し蹴りを放つ。
でも当たるより早くグランフェリアが槍を薙ぎ払ってテスタメントを大きく弾き飛ばす。危なげに着地したテスタメントは槍に貫かれて開いた傷口から血を撒き散らしながらも、「燃えろ!!」足元を力強く踏みつけた。
――煌天発破――
するとグランフェリアの足元が大爆発を起こした。爆炎に包まれるグランフェリア。テスタメントは気を失ったままのアルフを脇に抱えて、「あなたも来なさいフェイト・テスタロッサ!」って私に手を伸ばした。
「馬鹿を言わないで。フェイトがあなたについて行くわけがないじゃない。そうでしょ? フェイト」
母さんの鋭い目が私を射抜く。テスタメントについて行くか、母さんの元に残るか。母さんの為に私は居るのに。即答できなかった。胸の内がもやもやして、素直に母さんに頷くことが出来なかった。その返事の遅れが、最悪の結末を引き寄せてしまった。
――雷槍迅穿衝――
爆炎の中から琥珀色の砲撃が放たれてきた。爆炎は一瞬で消えて、砲撃は一直線にテスタメントとアルフへ。
「チッ。フェイト・テスタロッサ!! 早く!」
――ソニックムーブ――
テスタメントの姿が掻き消える。高速移動の魔法だ。だけど「遅いわ」グランフェリアの方がもっと速い。グランフェリアがテスタメントの背後について、「死なない程度に痛めつけるわね」槍を振りかぶった。
「だ、ダメぇぇぇぇぇぇぇッ!!」
“バルディッシュ”をサイズフォームで起動して、「ブリッツアクション!」高速移動魔法でグランフェリアに突っ込む。
≪Scythe Slash≫
魔力刃による直接斬撃サイズスラッシュで、グランフェリアの槍を狙う。だけど「何をしているのフェイト?」母さんはそんな冷たい声と一緒に、私の両手首と両足首をバインドを仕掛けてきた。いきなりだったから「痛っ!」その場で転ぶ。頭上の方から「ごめん」テスタメントの謝罪の声がしたと思えば、ピピッと顔に何か温かいモノが飛んできた。
「・・・血?・・っ! テスタメント!!」
それはグランフェリアの槍にお腹を貫かれたことで飛び散った血だった。
†††Sideフェイト⇒アルフ†††
「いたた・・・」
最悪だ。気を失ってたみたいだ。ちくしょう、グランフェリアの奴。まさかあたしに構わずテスタメントを攻
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