暁 〜小説投稿サイト〜
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Epic15狂い出す歯車〜The DeviL〜
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れるアルフが居ないから「ぅぐっ!」右腕に当たる。そこから何度も体中を鞭で打たれる。痛みで何度も叫びそうになるけど、私が母さんの期待を裏切った所為だからと耐える。床に伏せて叩かれ続けて、どれくらい経ったのか判らなくなったとき、「お前ぇぇぇぇぇッ!!」目を覚ましたアルフが私に届きそうだった鞭を背中で受けて、私を護ってくれた。

「アルフ・・?」

「フェイト! 酷い傷じゃないか!・・・こんの・・・プレシアぁぁぁぁぁぁぁッッ!」

アルフが母さんに殴りかかりに行った。止めようにも痛みで声も出ないし動くことも出来ない。アルフはかなり殺気立ってる。下手すれば母さんかアルフのどっちかが大怪我をするかもしれない。アルフと母さんの距離が狭まったその時、

――雷槍迅穿衝――

2人の間の床下から天井へと琥珀色の砲撃が通過して行った。グランフェリアの魔力光だ。砲撃が着弾した天井から「テスタメント・・・!?」が落ちて来て、「あんた、どうして・・!?」アルフがジャンプして宙で抱き止めた。遅れて床下から黄金の槍を携えたグランフェリアが飛び上がって来て、宙に居るアルフをテスタメントごと槍で薙ぎ払った。

「え・・っ!?」

「「うああああああ!!」」

「ア・・・ルフ・・・!」

痛む体を押して立ち上って、床に叩き付けられたアルフとテスタメントに元へ向かう。その途中、床に降り立ったグランフェリアと目が合う。最初に口から出て来たのは「なんで・・・!?」だ。グランフェリアはそれには答えてくれず、私より先にアルフ達の元へ歩いて行く。
そしてアルフが胸に抱えているテスタメントの前髪を引っ掴んで、アルフから引き離した。前髪を引っ張られて、目線の高さまで持ち上げられたテスタメントは「ぅぐ」って苦悶の声を漏らして、グランフェリアに向かって「離せ・・・」って呻く。

「はぁ。無様を通り越して哀れね。あまりに哀れすぎて同情するわ・・・!」

――雷纏鎧(らいてんがい)――

「があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!!!」

グランフェリアは全身から放電して雷を身に纏う。当然テスタメントにも雷が流れて、感電して絶叫した。放電を止めたグランフェリアは「ジュエルシードを渡しなさい」って呻き声を上げてるテスタメントに言い放った。

「ふざ・・ける・・・な・・・」

息も絶え絶えに拒否したテスタメント。するとグランフェリアはあの子を床に叩き付けて、槍であの子の右肩を突き刺した。痛みで悲鳴を上げるテスタメントだったけど、すぐに歯を食いしばって、ニッと笑みを浮かべた。やせ我慢だって言うのが判る。グランフェリアは「そう」と言って、槍を抜いたと思ったら今度は左肩を突き刺した。

「ぅぐぅぅぅあああああッ!」

「やめ・・て・・グランフェリア
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