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導かれし漆黒の翼
プロローグノヨウナナニカ
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て全発撃墜され、偵察として駆り出された戦闘機、イージス艦、母艦、そしてそれまで戦場で我が物顔をしていたAC__正式名称汎用型機動兵器アーマードコア。
 彼は、ISによって蹂躙され、彼女らの踏み台となった。
 その後、女尊男卑と言う風習が太陽フレアのように広がり、男性との格差でテロや反乱などが各国で多発した。 しかし、事件によって疲労した国家は手も足も出ない状況になり、そのまま広がると思ったが............ある勢力が怪物の叫び声を世界に轟かせた。
 AC産業を主体としたレイレナード社率いる企業が、世界に対して宣戦布告。 企業対ISの戦いが起きた。 これは以降中国家解体戦争と呼ばれ、のちに世界に恐怖を植え付けた。 この時に出されたAC部隊は全滅。 この戦いは圧倒的なものとなる予定だったが、この時に企業は新たな戦力をしかも33機という数を投入した。 それは人型機動兵器アーマードコアネクストであった。 その後の展開はまさに無双という言葉に相応しかった。 国家が数の暴力で戦っていたが、それらは赤ん坊のおもちゃになり、最強座を居座って2日のISも圧倒的な力の前には子どもようだった。 世界が終焉に向かっていたその時、ファインド・レオハート率いる6人のリンクスが離反した。 そのことにより、国家解体戦争は失敗に終わった。 そして国家は国家という空箱の状態だった。
 その後彼等はクレスト、ミラージュ、キサラギの三社の手を借りて、アライアンスを結成。 レイヴンたちを管理する組織としてレイヴンズネストを造った。 開発中止となった場所を拠点とした。 その後幾度となく流血が流れ、ラインアークを同志とし、現在に至る。
「確か今日は............」
 予定があった。 電子カレンダーをみると、キサラギへと書いていたのを思い出す。
 とりあえず、簡易的な食事をとったあとにアライアンスの軍服に着替えて家をあとにする。

 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 ここは、独立傭兵と呼ばれる何処にも属さない一匹狼が巣として使っていた場所だった。 しかし、そこには、無残にも半壊した基地。 ACとMTも刺し傷から四肢が吹き飛んでいた。
 そしてなによりそこには、完全破壊されたネクストと脚がタンク型と思われる機動兵器。 特徴的なのは青白いエネルギーの走るポイントが各部にあり、両腕部に大型のブレードを装着し、胸にエンブレムが浮き出て、独特の駆動音がしていた。
(............セントウデータヲMOTHERへ。
 ポイントAYへイドウカイシ......)
 ソレはその基地をあとにし、次のポイント移動する。
(モクヒョウ............アライアンス......レイヤード......ハイジョスル)
 ソレは、依頼を完璧にこなしていた。

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