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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
コラボ
コラボ『剣製の魔法少女戦記&F/mg』第一話 魔法使いがやってきた!?前編
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ん」

 プレシアが落ち付いたのをみて、紅茶を用意して改めて話を始める。

「まずは話をする前に、近しい人には俺の事は教えているって言ってたけど」
「なのは、フェイト、はやて、すずか、アリサ、プレシア、高町家と月村家のメンバーにもある程度は教えている。
 管理局だとリンディさん、クロノ、エイミィさん、レティさん、グレアムさんとその使い魔。
 それぐらいか」
「なるほど……。私よりは秘密にしているのね」
「なんだ? そっちではばれてしまっているのか?」
「えぇ、管理局にもばれちゃっているから結構ギリギリなところね」
「そちらは何があったか知らないが苦労していそうだな」
「まぁね」

 俺の現状を簡単に話す中で

「……話が見えないのだけど」

 ついて来れないプレシア。
 無理もないだろうな。

「すまん。そうだな、まずは」

 シホの視線を向けると俺の意図をすぐに理解してくれたようで

「そうね。まずは私の正体を話したほうがいいわね」

 シホが静かに語り始めた。

 元いた世界の別れ。
 イリヤの想い。
 
 そして、今度こそ後悔しないように自分の正義を変えて、複製されたイリヤの体に宿り、性転換して魔導の世界にやってきて、なのはの家族になった。

「なるほど……聖杯戦争中に第二魔法を会得した。
 そしてサーヴァントは全員消えて数年たった後にイリヤも死んでしまったのか」
「えぇ」

 それにしても元いた世界の経験はある程度似ているかと思ったが、聖杯戦争自体が俺の経験とは違うな。
 いや、そもそも吸血鬼になっている俺の経験の方がおかしいのか?

「でもこれからが驚く話になるわね」

 双子の兄妹のユーノとフィアットの出会い。
 それから始まるジュエルシード事件。
 事件の結末としてフェイトはプレシアの別れ。
 そして、魔術回路に宿っていたイリヤの意志の覚醒。

「これはプレシアの前で話すつもりはなかったのだけど、話の関係で話さざるえなかったんです。
 すみません、プレシア」
「いえ、いいわ。でもやっぱり平行世界は違うのね。
 この世界でも私は死んでいた可能性があったかもしれないという事ね」
「もしもの話なんてしないほうがいい。
 今生きている。
 ここにいて平穏に暮らしていけている。
 それでいいじゃないか」
「そうね、士郎」

 自分の選択がこれでよかったかなどわかるはずがない。
 だがこうしてここにいる事が出来る事を喜んだ方がずっといい。
 
 しかし気になる事はほかにもある。
 魔術回路に宿っていたイリヤの意志のことだ。

「……それでイリヤが宿っていると言っていたが」
《そうだよ、シロウ》
「っ! イリヤ、普通に念話で会話
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