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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
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コラボ『剣製の魔法少女戦記&F/mg』第一話 魔法使いがやってきた!?前編
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はないだろう。 

 そして、辿りついた我が家。
 その外観にどこか懐かしそうな表情をしているシホ。

「なんかリンの家に似ているわね」
「シホもそう思うか。我ながら色々と犯罪めいたことをしてこの家を購入したからな」
「なに……? 暗示でも使ったの?」
「まぁな」
「それに解析の目で見てわかった事だけど認知阻害の魔術がかけられている。
 一般人はなかなか近寄れないものね」

 ずいぶんとあっさりと解析したな。

「わかるのか……?」
「ええ。これでもアインツベルンの千年の魔術の知識を持っているからね」
「アインツベルンの知識……だと? やはりイリヤに似た姿をしているのは何か関係しているのか?」
「それも家の中で話すわ。
 私、いろいろな偶然とめぐり合わせで自分で言うのもなんだけどちょっとしたチート体だから」
「ふむ、詳しく聞きたいところだ。寒いし中に入って話すとしよう」

 女になったことに加えて、アインツベルンの知識ね。

 俺も大概だと思っていたが、シホも大概だな。

 玄関を開けて、リビングに入る。

「ただいま、プレシア」
「あら、おかえりなさい。士郎」

 管理局から持ち帰った仕事なのだろう。
 空間投影されたディスプレイでなにやら、作業をしていた。

「後ろの方は?」
「シホ・エミヤ・シュバインオーグさんだ
 なのは達には親戚の人という事で説明してる」
「エミヤ?……それにしてはやけに雰囲気が似ているわね」

 ……さすがプレシアだな。
 なかなかに鋭い

「一言で言えば俺と同じような……」
「ちょっと待ちなさい!?」

 プレシアに説明しようとした俺を止めて、小声で耳打ちをしてくる。

「何いきなり明かそうとしてるのよ」
「俺の事はプレシアやなのは達、近しい人には俺の事は教えている。
 一緒に生活するなら教えておいた方が気にしなくていいだろう」
「それはそうだけど、私の世界の事を話すとなるとややこしいのよ。
 アリシアもいないようだし……」

 アリシアがいないか。
 向こうの世界ではアリシアは生きているのか。

 俺ではアリシアを生き返らせてやることは出来なかった。
 出来たのはただ亡骸を葬ってやることだけ。

「……あなた、どうしてアリシアの事を知っているのかしら?」
「えっと……どう説明すればいいのか」

 だがアリシアの事になると俺よりも反応が顕著なのはプレシアの方だった。
 まあ、アリシアと世界を天秤にかけてアリシアを取ったのだから当然といえば当然なのだが。

「プレシア少し落ち着け。こんな殺伐とした雰囲気になるところではないだろう」
「……そうね。謝るわ」
「こちらも勝手にアリシアの名前を出してすみませ
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