狂気VS死神
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「その割にはずいぶんとうれしそうじゃねえか」
「確かにな…これはどういうことだ?」
俺は背中から鎌を抜いて構えつつ言う
「何でお前みたいなやつがKoBに入った?犯罪ギルドの方が似合ってるだろ」
「決まってんだろ。あの女だ」
「貴様ッ…」
キリトがうめく、おそらくアスナのことだろう
「それによ。おめぇさっきおもしれー事言ったよな。犯罪者ギルドが似合うとか何とか」
「事実だろ」
「褒めてるんだぜぇ。いい眼してるってよ」
くくく、と喉から甲高い笑いを漏らしながら、クラディールは左のガントレットを除装した
純白のインナーの袖をめくる。露になった腕を見ると奥歯を噛み締める
そこにあったのはタトゥーだ。しかし、それはただのタトゥーではない
ラフィンコフィンと言う最大最凶の殺人者ギルド。俺はこの討伐部隊に加わり、その手で何人ものレッドを殺した
「これは……復讐なのか?お前はラフコフの生き残りだったのか?」
…いや
「違う、キリト。おそらく奴らの生き残りが勧誘でもしたんだろう」
「よーくわかってんじゃねーか…さて、どいてもらおうか。俺はそこの奴をぶっ殺せればいいんだから…。いや、あんたも殺さねぇとならねぇのか」
クックック、と笑いながらこちらに向かってくる
しゃーないな
「おい、キリト」
そういって彼女の(・・・・)アイテムタブから解毒結晶を取り出す。後で謝らないと
「な…これ…」
「いいからつかえ。そんでそこから見てろ」
「どういうことだ?」
「そのまんまだ」
そして相棒に声をかける
『聞こえるだろ?お前に任せたいんだが』
『どうした?僕に頼るなんて』
『俺がやると殺しかねん。生かしときたいんだ』
『了解』
さて
「こっからは本気だ…。本気でお前を監獄に送り込む」
「ヒャハッ!やってみろよぉ!」
「ああ、やってやるよ」
さあ、任せたぜ
「『反転』」
とたん、俺の意識は引っ込み…
僕が表に出てきた
とたん服装が、髪の色が、黒くなっていく
「ナ…ナオ?」
「ごめん、あとで説明するよ」
さあ
「クラディール、君を…殺すよ」
黒く染まったデスサイズを構えて突進する
〜サイドキリト〜
その勝負は一瞬で決まった
ナオ…なのかどうかわからないが、とりあえず彼がクラディールの四肢を切り落とし、無力化した後、コリドーに放り込んだのだ。「バイバイ」というセリフとともに
タッタっタッ
「キリト君!」
「ナオ!!」
ここでアスナとモネがが走ってくる…。それで俺は結晶のことを思い出し、使用した
「あれ…?」
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