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【完結】剣製の魔法少女戦記
コラボ集
コラボ第一話   『平行世界にいっちゃった!?(前編)』【剣製の魔法少女戦記&F/mg】
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能性があったかもしれないという事ね」
「もしもの話しはしないほうがいい。
今生きている。
ここにいて平穏に暮らしていけている。
それでいいじゃないか」
「そうね、士郎」

それで二人は納得したようだ。

「……それでイリヤが宿っていると言っていたが」
《そうだよ、シロウ》
「っ! イリヤ、普通に念話で会話できるのか!?」

士郎の言葉に重なるようにイリヤが目を覚まして私の中から話しだしてきた。

《えぇ、そうよ》
「イリヤもタイミングいい時に出てくるものよね」
《当たり前でしょ、シホ。こんな機会は滅多にないんだから楽しまなきゃ損よ。帰る宛もあるしゆっくりしていきましょう》
「そうね」
「……イリヤの件に関しては承知した。
ところでさっきから思っていた素朴な疑問なんだが」
「ん? なに…?」
「フィアットとは誰だ? ユーノに双子の妹がいるなど聞いたことがないんだが」
「えっ、フィアがいないの!?」
「あぁ」

それで私は考え込むがそこで黙って聞いていたプレシアが話し掛けてきて、

「それはきっと平行世界の別の可能性なのでしょうね」
「別の可能性?」
「シホさんの世界はフィアットという子が一緒に生まれてくる可能性の世界だった。
そして私達の世界はその可能性がなかった世界だということよ」
「なるほど……平行世界の神秘に当てはめれば納得がいくわね。
平行世界は無限に分岐していくからフィアが生まれないという選択肢をした世界もあるという事ね。
第二魔法の担い手としてすぐにそれに思い当たらなかったのは恥ずかしいわね」

それで私は少し俯くのだった。

「シホ、気にしないほうがいいぞ。気休めかもしれないが」
「ありがとう、士郎」

さて、それじゃそろそろ闇の書事件の話に移るとしましょうか。
それから話を進める。
だけどその前に、

「はやてに会ったけど念のため聞くけど、この世界は闇の書事件はもう解決しているの?」
「あぁ。ちゃんと解決したよ」
「そうね。それじゃ……リインフォースは、どうなった?」
「何とか救えたよ。今日、明日は本局で留守にしているが元気にしている」
「なら、よかったわ」

それで話を再開して、

「まずはやての話から始めた方がいいかしら。
私がなのは達の世界に来たと同時に私と訳あって分裂した士郎が記憶喪失で使い魔状態ではやてのもとにやってきたのよ」
「分裂!?」

そこですぐに反応する士郎。ま、当然といえば当然よね。

「まぁ、理由としては私の体には私とイリヤ、そしてアインツベルンの始まりの祖であるシルビア・アインツベルンの魂が宿っていたのよ。
だけど、さすがに三つの魂が一つの体に納まらなかったから私の魂を分裂することでなんとか納まりを得
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